ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲が自らの感覚で日本を歩きまわって見聞を広めたように、故郷を離れて旅を続けるぼくが、ぼくの感覚でその土地を歩き回って、見たり聞いたり嗅いだり触ったりした、ぼくの見聞録です。

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明
明

日記

USBメモリにピクミンを詰め込んで、冒険の旅に出るホーホー鳥日記。

久しぶりにビデオカメラをフル稼働させ、日がな一日編集作業をしている。その過程で、余計な技巧が作品をどんどん腐らせてゆくんだなあと、改めて感じるにいたる。 ぼくの制作スタイルは、その場の直感に重きを置いている。脚本はたいていは頭の中にしかない…

月の輝くワルプルギスの夜を、貸切バスで突っ走る日記。

数年前にバスに乗った時のことを思い出す。 誰も乗っていなかったので、バス停じゃない好きなところで下ろしてもらえるかなあと思い、試しに聞いてみると、内緒話みたいな感じで「だれも乗ってないけ。」と言って快諾してくれる運転手さん。 その後ずっと運…

ドラゴンクエストに出てくるリモコン下駄を、ライ麦畑でつかまえて日記。

繰り返す同じような毎日を、どうやって過ごそうかと考えて、規則正しい日々の、ところどころを、あるいは大幅にぶち壊してみたりする。そうすると、同じような毎日のなかに隠れているものが見えることがあるのさ。 そういうことが好き。 そしてそういう時に…

ジャイアントな蜘蛛の巣に、蛇と鳶と油揚げが捕まっていたヘミングウェイ日記

往年のアメリカンホラー映画に出演している俳優をTwitterでフォローしたら、メッセージが返ってきた。 「マジか!」と思って読んでみたら・・・、なんだか「このサービスを使えば、フォロワー数を簡単に増やせるよ!」というTwitter活用ツールを強く勧めるよ…

ヨハン・セバスティアンは、ジン・トニックに血を入れるのがお好き日記。

数年前から自分で髪を切り出したわけだが、ちょっとかっこいい風にしたい。 ただいかんせん、鏡も何もまったく見ないで、感覚と髪が切れる音だけをたよりにしているので、なかなか思うようにはいなかいのだけれど、でも我ながらわりと上手だと思う。 しかし…

一般の食パンとチンピラの食パン、どちらに愛があるのか日記。

お味噌汁の味見したら、下唇火傷した。 デヴィット・リンチの『砂の惑星』に出てくる、参謀のおっさんみたいなことになってる。やだなあ。 ごはん作ってると、なんだかんだで時を忘れる。 いまあるもので生きてゆこう。欲しいものを無駄に追い求めたこともあ…

血に濡れた千円札を握りしめる、偽物の守護天使の祈り日記。

誰かを信じるっていうのは、とても大切なことだけれど、とても困難なことだ。ほんとうに信じている人が、果たしてどれほどいるだろうか。 たぶん、ぼくには数えるほどしかいない気がする。 確かなことはわからない。 でも今ほんとうに信じている人は、両手で…

パラダイス・ロストとニューヨークには、ヤドクガエルの生息密集地がある日記。

朝早く起きて窓を開けると、枯れた笹の葉が世界一面に舞い散っている。 映像に残そうとおもって、ビデオカメラを手に取るが、やはりやめることにする。 そういう光景って、カメラにおさめることは出来ない。知ってる。あとでみかえしてみると、そこに何かは…

水分補給は雀の涙だと決めている、山羊の角を生やしたカーテン老人の忘却日記。

野暮用のためバスに揺られる。 きょうは雨。 車窓から外を眺めていると、ちょうど通学時間のようで、中学生やら高校生が傘をさして登校中。その中に、男女相合傘で、手をつないで歩く高校生ふたりがいる。 ぼくは男子校だったから、あんなシチュエーションな…

強力な魔法使いになるには、闇の中であえて見失った焦点を再び探すことが大切日記。

不安や悩みをたくさん抱え、そして時には真っ暗闇の深い穴に落ちて、誰からの助けもないまま底でうずくまることがあれど、それでいいじゃないかと、ぼくはあるひとに教えてもらった。 それがまともな人の生き方だと、ぼくはそう教えてもらった。 だから平気…

横暴な睡魔の勧誘員は、殺虫剤を入れた牛乳で撃退する日記。

あさごはん、牛乳とバナナ。バナナってキリンっぽい。 鼻水は無限に出る気がする。夢幻の心臓。 虫が家の中を飛び交うのは子どもの頃はあたりまえだった。 ぼくが子どもの頃は家に網戸なんてなかったし、夏は戸を開けっぴろげているから、夕飯のときなぞは、…

ゴキブリにメラゾーマをとなえたら、焼け死んで7ゴールド落とした日記。

郵便物の封筒を閉じようと思ったら、家には糊とかテープの類いがないことに気がつく。 はてどうしようかと思ったけれど、ごはんが炊いてあったので、米で糊を作って封をしてみる。 うむ、ちゃんと使えるじゃん。 ぼくの、もうこの世にはいない祖父は、よく米…

邪悪な影から逃げていると、銀の宝玉を持った仙人が助けてくれた日記。

偽物の黒い影がいっぱい近寄ってくる。 経験豊富で百戦錬磨なぼくでも、時々だまされちゃうこともある。 でもね、偽物はすぐにわかる。触れてみたら、嗅いでみたら、目を凝らしてみてみたら、すぐにわかる。そういう影とは、付き合わないことにしている。 あ…

macOS「Sierra」の暴走と、ツァラトゥストラが語った人間変質の日記。

OSをアップデートしてデータを整理していたら、撮りためていた映像がほとんどなくなっていた。間違って消したのかもしれないけれど、孤独に絶叫した。部屋が涙に溢れた。 OSの暴走がはじまっている可能性。 でもすぐ忘れた。 多くのものはなくなるべくしてな…

Pepperと話をしたら、ソーシャルメディアの陰謀を教えてくれた日記。

アイデンティティを保とうと思ったら、今の日本だと隠遁しかない気がする。 昔、ティティっていう知り合いがいた。いまは韓国で女優をやっているらしい。 寒くなると、部屋に虫が増える。外が寒いから入ってくるのかもしれないけれど、大方は殺してしまう。…

魑魅魍魎が跋扈する中、仲間と旅して指輪を捨てる日記。

土着信仰みたいなものが廃れてしまって、 まったく管理されないまま放置されていたとして、 その対象であった神様みたいな何かしらの力の塊のようなものが、 暴走し始めたりはしないのだろうかと、 ふと、きのうの真夜中に考えながらゴロゴロしていたら、 (…

いまでもぼくは、まだ人間のままでいる。

「この情景、いまでも覚えている。六年くらい前のある日に、断片的にぼくはこんなことをつぶやいていたんだ。」 今日の昼休み、ぼくは久しぶりに仕事場の近くの神社に足を運んだ。初夏のような、いくぶん小さくて柔らかい日差しと、少しかすんで流れてゆく古…

君の名は、サルナシという。

あ、そういえば、今ふと思い出したことを書く。 だから日記だろう。 ちょっと前に、サルナシって名前のものを聞いた。 実物は見ていないから、サルナシってどんなかなあという思いにふける。 イメージとしては、ガイゴウという種類の小型の猿が頭にのせて走…

いつかどこかの電報のように終わる日記、あるいは終わらない日々。

久しぶりに日記らしいものを書こう。 昨日の深夜、つまり今日の早朝、眠りにつく前にカーテンを開けると、ベランダを巨大な蛾が飛んでいた。ちょっとした鳥くらいの大きさの蛾だった。すぐにカーテンを閉めて眠りにつき、翌朝カーテンを開けると、窓ガラスに…

はじめての日記を書いてみる。

ウェブログは日記みたいなものだというコンチキショウな先入観があり、夢現の日記霧にまみれた部分がやはりあるけれど、実際に日記を書いている場合は非常に少ない、いや日記など書いていないに等しい。そういったことにハタと気付き、日記を書いてみようと…

カキクケ過コ日記 - 2013年12月24日

きのう、あふれる涙がすこしこぼれた。 真剣に自分のことを話さないといけないと思って、なにも隠さずに話そうとしたら、涙があふれてきた。 涙なんてぼくはちょっときらいだけど。 でも、言葉でいえることだけが、ぼくのすべてではないんだってことが、その…