ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲ことパトリック・ラフカディオ・ハーン (Patrick Lafcadio Hearn)が、自らの感覚で古き日本を歩きまわって独自の感性で見聞を広めたように、遠く故郷を離れてあてどなき夢想の旅を続けるぼくが、むじなと、そしてラフカディオと一緒に、見たり聞いたり匂ったり触ったりした、ぼくと、むじなと、ラフカディオの見聞録です。

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日記

スーパーでジャンクなロールケーキを買った夕暮れと、恋する日記。

もうずいぶん昔の話だけれど、初めて付き合った女性にふられてしまって、でも諦めきれなくて、彼女の住む街の駅まで会いに行ったんだ。 「駅で待ってるから、」ってメールだけを送って、なんのあてもなく、きてくれるあてもないのに、その駅で何時間も待った…

青い山へ、その先の青い山へ日記。

部屋の窓を開け放って、映画を流しながらごはんの準備をしよう。 何も予定のないひとりきりの休日だけれど、そしてしばらくはそんな休日や日曜日があてもなく続くかも知れないけれど、それでもぼくは、前に進んでゆく。 いまこの瞬間、部屋の中をゆっくりと…

悲しいけれど、光が差し込んだよ、復活の兆し日記。

前略 まったく心の環境が変わってしまった生活で、ぼくは朝ごはんを作ることを長い時間忘れてしまっている。 前日に、昆布と煮干しを鍋で水に浸し、玄米を水ですすぎ、明日の朝ごはんを想像する時間。 そして次の日、朝起きて、味噌汁を作り、米が炊け、目玉…

光に続く闇の物語

この数年間、見知らぬ土地で本当に孤独でひとりぽっちだったぼくのそばで、ぼくのことをあたたかく、そしてつよく照らしてくれていた光が、遠ざかっていってしまった。 その原因の多くがぼくにあることはよくわかっている。 よくわかってはいるけれども、あ…

頭のおかしい土曜日に食べる出来合いのポテトサラダと、クレイジー・サタデー・ナイト・フォーエヴァー日記。

自分が頭がおかしいって思ったこと、あるかな? もちろん、そういう人はたくさんいるに違いなけれど、もうちょっと深く突っ込んで、例えば自分で制御出来るレベルなのか、あるいはそうではないのか、とか。 ただそのあたりの自己判断はまったくもって難しい…

悪夢の詰まった草餅と、誰も買わない桜餅半額日記。

日常が混乱を極めると、夜の夢の中もまた混沌たる悪夢になることがある。 ぼくはどこかの和菓子工場のような場所で、餡この入った草餅を製造している。仕事ではなくなにか大学のような場所での実習的な雰囲気が漂ってる。指導をしてくれている人もぼくも、白…

きょうがもし世界の最後ならいいのに、そういう日記。

明日からもこの世界が続くと思うと、本当に憂鬱になる。 きょう、ぼくのこの数年間の日々と思い出が、音を立ててく崩れ行くかもしれない。まだわからないけれど、そうなるかもしれない。だから、もしそうなるなら、明日なんか来なければいいのにと、心の底か…

もしもし、電話日記。

「なぜ電話を掛けてきたの?」 という問いに対して、ぼくはもちろん、こう答える。 「きみに愛していると、そう言いたかったから。」 電話の用件なんて、電話で伝えるべき言葉なんて、それ以外にあるだろうか? 誰かに「愛している」と云う以外に、電話の使…

氷人間とデヴィッドが見つめる、ワインと映画とミートボール日記。

ミートボールのトマトソース煮込みを作るのがとても好きである。 ぼくにとってそれは、心を癒やすための神聖な儀式にも似ていると言える。 ここしばらく心が荒れていて、時に混乱を極めていて、挙げ句の果てには肉体的に心臓あたりが痛いこともある。 そろそ…

東京ラプソディ、あるいは東京への狂った詩的感情日記。

数週間前、ある人に聞かれた。 「東京には戻らないの?」 その残響のようなものが、今でも頭の中を巡っている。 初対面の人間だったこともあり、適当な返答をしておいた。 「近々では考えていないし、いまは、よくわからない。」 今まで東京という土地で一番…

苦行ウェブログ、いいえ楽行ウェブログ日記。

ウェブログを書くのが苦痛になってはいけないと、改めて思った。 自分のウェブログは自分のルールで存在する。 世の中の馬鹿どもが、やれこう書け、とか、ああ書け、とか言っているけれど、基本ね、そんなこと、アホちゃう?のレベルだ。 そういうことを言う…

ヴァレンタインはまだだけど、寒い日の2018年チョコレートの旅日記。

朝起きるともう午前十時を過ぎていて、それから遅めの朝食をとる。 残り物のコロッケ、出汁をとった煮干しの佃煮、キュウリのぬか漬け、ワカメと大根の味噌汁、海苔、白米。 朝食後、久しぶりに覗いた太陽と、強風に流される雲と、青く淡い空をぼんやりと長…

骰子の目は六、振り出しに戻る日記。

もうずいぶん前になるけれど、仕事も恋人も失って、まったくお金もなくて食費どころか家賃も払えなくなりそうで、ひとりぽっちでどうしようと思っているところに、追い打ちをかけるように原因不明の高熱が出て一週間寝込んだことがあったなあと、きょう、ふ…

寒い日の、寒い日記。

この日本の冬という季節に、暖房器具を一切使わない生活を送りはじめて数年経ち、時々死ぬかと思うほど寒いが、まだ死んでいないので、それほど、言うほど、寒くはないのではないかと、理解しはじめている。 ただ両の手は霜焼けで負傷している。先日ぼくの手…

チョコレートケーキ、冷蔵庫にある日記。

昨日から右目の上の奥が痛い。 一晩眠ったら治るかと思ったけれど、今日もまだ痛い。 時々、慢性的な頭痛や歯の痛みが勃発することがある。頭痛の原因は不明だし、虫歯なわけでもないらしい。何かしらのストレスかもしれないし、パソコンの画面を見すぎてい…

身体の修行は、心の修行日記。

やや大きめの精神的なダメージを喰らい、映画のことも小説も書けない本日である。 こんにちは、こ、こんにちは。 みんなはさ、ダメージ喰らった時、どうやって解消してるんだろうなあ。 ぼくはと言えば、身体を動かすって解消法が30%(走るとか泳ぐとかね)…

ヤギの、呪詛日記。

唐突だが、ぼくが死んでも葬式なんかしなくていいし、体を焼いたあとの遺骨とか遺灰を墓なんかに入れなくていいから、川か海にでも流すか、あるいは原野や山岳地帯にでも捨て去って欲しい。 そうすれば、水や風がいずれぼくを何処かに運びさるだろうから。 …

陽気な友だち、ダゴン教団のニッキー日記。

今日はニッキーが家に遊びに来るので、早い時間から夕食の準備をしていて、今おおよそ準備が整った。 ナスとパプリカのマリネ、ニンジンのサラダ、各種ベビーリーフのサラダ、ソーセージと長ネギのグリルゆで卵添え、ミートボールのトマト煮込み、パスタも作…

いつか訪れる、夢見る日記。

午前、あるひとつの映画に感動し、同時に自分を責め、いままでの人生を悔いた。 午後、ゴーストタウンのような山の上の街を歩き、山の下の街を見下ろし、何かを思い出しつつも何かを見失い、悲しくて泣きそうになった。 久しぶりに、誰かの真面目な質問に対…

極寒の部屋に映し出された夢、ラ・ラ・ランド日記。

部屋の中で吐く息がすげえ真っ白い、つまり寒い、0度くらいだと思う。 左手も右手も霜焼けで感覚がなく、グーどころかパーもチョキも、ダブルピースも出来ない。それでもなんとか固まった指をキーボドに打ち付けて、レトロフューチャーなサイボーグばりの動…

世界貿易上の障壁は、左手の霜焼け重度注意報である日記。

昨日、大雪の中を呑気にスキップしながらヌンチャク振り回して歩いていたら、左手の指の関節部分がとんでもない霜焼けになってしまい、三倍くらいに腫れ上がって紫色になり、指が曲がらねえ。 そして激痛で、もう一回言うけど、指が曲がらねえ。 つまりグー…

雪屋とコンコンと、混沌の桶屋日記。

最近、寝坊を連発して朝食を食べなかった日が数日あり、今日もまたうっかり寝坊をして朝食を食べる機会を逃してしまった。 世間では朝食を食べないのは健康によくないとか、いやいや反対に朝食を抜いたほうが体に良いとか、様々なことがささやかれているが、…

最後の超能力、虹色テレパシー日記。

2017年、今年最後の日も、特に何かスペシャルなことなく過ぎ去りつつある。 数年前までは、年末、特に12月31日と言えば、多少なりとも特別な過ごし方をしていた気がする。知らず知らずと世間の流れに影響を受けていたということもあるだろうが、何かこう「最…

2017年12月30日、酔いどれ予告日記。

2017年もあとほんの少しで終わる。 たぶんちょっとよそ見をしながら舌打ちしている間に終わる気がする。 そしてこの2017年、一体どんなことがあったかということは、ほぼ覚えていない。年始に『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(Star Wars: The Force Awa…

クリスマス、ス、スイッチ日記。

きょうはクリスマスだってえのに、数日前からプライベートで些細なトラブルがあり、なんだか心がモヤモヤとした日を過ごしている。 人間はなぜ、ちょっとしたことで心に大きな不安や傷みを抱えて、それがなかなか、あるいは永遠に払拭することが出来ないのだ…

サム・スミスをアカペラで口ずさむ午後、そして時々アニョハセヨ日記。

きょうはどういうわけか知らないが、心がずいぶんとどんより曇ってしまって、自分ではどうにもなりそうにない。 だからもう今からでも、ハンバーガーとフレンチフライを貪りながらビールを飲んで、さらにバーボンも飲んじゃって、酔っ払ってサム・スミスのWr…

チューイってどんな風に話すんだっけの土曜日に綴る、ウーキー咆哮日記。

さて、今日が土曜日だと思っている皆様、こんばんは。 皆様の予想通り、今日はまぎれもなく土曜日のようである。 そして今日も今日とて、ぼくはあまりウェブログに時間を割いている余裕がないので、手抜きの記事をアップしてお茶を濁したりペプシを割り箸で…

暗闇の部屋で綴る、幻想の霧日記。

いまこの文章を、ニット帽をかぶった上にパーカーのフードをかぶって書いている。 なぜなら部屋が寒すぎるからであり、しかしぼくの部屋には暖房器具が一切ないからである。 正直に言うと小さな電気ストーブはあるが、彼はいま隣の部屋で、氷河のように冷え…

この文章を読むと、稀にウイルスに感染します(仮)日記。

先日、知り合いの元大学教授からメールが届き、そこにはこう書かれていた。 「さいきん訳の分からない不穏な内容のメールが大量に送られてくるのだけれど、なんだか不安で、どうしたらいいだろうか?」 その方はもう高齢と言っても差し支えない年齢で、お元…

外から悲鳴が聞こえる冬の夜は、ブルーノ・マーズとアデルが街をうろついている日記。

しまった、今日はウェブログに記事を書くのを忘れていた・・・。 そして、今からまともな記事をあげる心と体の余裕がない。 まあ、“まとも”な記事なんて、当ウェブログには元来ございませんゆえ、いまさらマトモもクソもヘビもカボチャもございませんことよ…