ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲ことパトリック・ラフカディオ・ハーン (Patrick Lafcadio Hearn)が、自らの感覚で古き日本を歩きまわって独自の感性で見聞を広めたように、遠く故郷を離れてあてどなき夢想の旅を続けるぼくが、むじなと、そしてラフカディオと一緒に、見たり聞いたり匂ったり触ったりした、ぼくと、むじなと、ラフカディオの見聞録です。

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『グレムリン』× アディダスのスペシャルなスタン・スミスが登場、オリジナル スタン・スミス「クリスマス・モンスター」!

ぼくはもうこの二十年くらい、普段使いのスニーカーはアディダスと決めている。

 

そして、大抵はアディダス・スタン・スミス(Adidas Stan Smith)。

 

 

このスタン・スミスというモデル名は、もちろん多くの方がご存知のように、1960年代後半から1970年代前半にかけて活躍した、アメリカ合衆国カリフォルニア州パサデナ出身のテニスプレイヤー、スタンス・スミス(Stan Smith)その人に由来している。ちなみにフルネームはスタンレー・ロジャー・スミス(Stanley Roger Smith)。

 

ただ確か2012年くらいだったと思うけれど、当時なかなかお手頃な価格で手に入っていたスタン・スミスが販売休止になってショップから姿を消した。店で店員さんに聞いた記憶だと「日本での製造が中止された。」とのことだったけれど。

 

ぼくはその頃、もちろんお手頃価格のベーシックなものも愛用していたが、ベルクロやヨーロッパ限定のレアなモデルなんかも履いていた。いっときはスタン・スミスのベルクロばかり履いていたんだけれど、その時期に毎日のように通っていた南欧料理店のマスターがやはりスタン・スミスのファンで、ぼくと同じように毎日スタン・スミスのベルクロを履いていたことが懐かしい思い出である。

 

限定品はなかなかお高かった記憶があるが、標準モデルとかベルクロはかなり安かったんだよ、当時かなり叩き売られていた。

 

一説によれば、当時の供給過多による低価格化やブランド力低下をリセットするためのアディダスの戦略によって生産が中止されたという話である。

 

現在、スタン・スミスは普通に手に入るけれど、どんなに安くなっていても7千円くらいはするし、基本的には一万数千円ってところかな。でも当時は下手したら二千円台で購入できた。

 

とまあ、スタン・スミスな前置きを踏まえて、本題に移ろう。

 

このクリスマスシーズンに、アディダスからスペシャルなスタン・スミスがリリースされる。

 

なんと映画『グレムリン』仕様のスタン・スミス、グレムリン × アディダス オリジナル スタン・スミス「クリスマス・モンスター」(Gremlins x adidas Originals Stan Smith “Christmas Monster”)である。

 

 

スタン・スミスは知ってるけど、『グレムリン』(Gremlins)ってなに?という方に簡単に耳打ちしておくと、ジョー・ダンテ(Joe Dante)監督によるクリスマスムービーの代表格である。ちなみに脚本は、クリス・コロンバス(Chris Columbus)。

 

  

本作品は同じくジョー・ダンテ監督によって続編『グレムリン2 新・種・誕・生』(Gremlins 2: The New Batch)が制作され、さらには新作の話もずいぶん前からあちこちを漂っている。

 

このグレムリン仕様のスタン・スミスが今クリスマスシーズンに登場したということは、近日中に新作に関する具体的な情報が飛び出すのかもしれない。

 

ちなみにこのスタン・スミスの発売は2020年12月19日からで、お値段は120ドルとのこと、日本では普通に発売されるのだろうか?『グレムリン』好きのぼくとしては、もし発売されるならすごく欲しいけれど、たぶんもったいなくて普通に履けないと思う・・・。 

 

余談でちょっとグレムリンのことを。

 

今回のスタン・スミスのモデルにもなっている、モフモフと毛が生えていて可愛い形態のモグワイは厳密にはグレムリンという状態ではないようである。作中ではギズモって名付けられているやつね。主人公ビリーのお父さんがケイ・ルーク(Keye Luke)演ずるミスター・ウィングなる謎の中国人からモグワイを買った際に(厳密には孫が勝手に売っちゃうんだけれど・・・)、飼育方法に関しての注意事項を言い渡されるんだけれど、それを守らなかったために、モグワイから生まれた同種の生き物の形態が変化してグレムリンになっちゃう。

 

このグレムリンっていうのは、もともとは20世紀初頭にイギリス空軍のパイロットたちの間で存在が噂されたといわれる、まあ妖精みたいなもので、かの妖怪絵師水木しげる大先生もその絵を描いている。第二次大戦中には、東京に空襲をかけたアメリカ軍爆撃機の乗組員を悩ませたとも言われている。また機械やコンピュータが原因不明で異常な動作をする事を「グレムリン効果」と言ったりするらしい。

 

グレムリン』の監督であるジョー・ダンテが監督として参加している『トワイライトゾーン/超次元の体験』(Twilight Zone: The Movie)の中での第4話目、『マッドマックス』(Mad Max)のジョージ・ミラー(George Miller)監督による 「2万フィートの戦慄」(NIGHTMARE AT 20,000 FEET)の中に登場するクリーチャーこそ、あれはまさに元祖なグレムリンである、あの話怖いよね。

 

 

 

とまあそんなわけで、グレムリン仕様のスタン・スミスを、誰かぼくにプレゼントしてください。

 

 

グレムリン ストライプ アルティメット アクションフィギュア

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  • 発売日: 2019/02/05
  • メディア: おもちゃ&ホビー