ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲ことパトリック・ラフカディオ・ハーン (Patrick Lafcadio Hearn)が、自らの感覚で古き日本を歩きまわって独自の感性で見聞を広めたように、遠く故郷を離れてあてどなき夢想の旅を続けるぼくが、むじなと、そしてラフカディオと一緒に、見たり聞いたり匂ったり触ったりした、ぼくと、むじなと、ラフカディオの見聞録です。

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アート

モンスターの肖像画を集めよう!クリス・シーマンの描き出す『カメオ・クリープス』の世界

ぼくが子供の頃住んでいた家には、随分前の先祖の、おそらくは明治期ぐらいの人だと思うけれど、その先祖の肖像画が飾られていた。 まあ実際には肖像画というより、遺影だったのだと思うのだけれど・・・。 その家はすでに取り壊されてなくなってしまってい…

ニューヨークの街角に残る古き良きニュース・スタンドの姿、『NYC Newsstands』

米国ニューヨークに在住のブラジル人デザイナーであり写真家、ネイ・ヴァレント(Nei Valente)さんの写真プロジェクト『NYC Newsstands』がおもしろい。 『NYC Newsstands』とは、ニューヨークの街角にあるニュース・スタンド。 日本でニュース・スタンドと…

鉛筆の芯から創造されたスケルトン『Ash Dancer』は、紙の上で悶えながら灰へと帰す。

ここ数年、鉛筆という道具をほとんど使わなくなった。 こうやって文章をパーソナル・コンピューターのキーボードで打ち込んでしまうし、手紙や、あるいは何かのメモ書きや宅配便のサインも、ボールペンか細筆のマジックか、もしくは筆ペンを使ってしまってい…

最先端をゆく殺人現場のファッション写真、『High Fashion Crime Scenes』。

アメリカ映画などを観ていると、特に犯罪を描いた作品などで、鑑識の捜査官が殺人現場の写真を撮影しているシーンを見かけることがある。 そして時には、劇中にその殺人現場の写真自体が登場して、例えば現場写真に隠された秘密を解き明かす、なんていうシー…