ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲ことパトリック・ラフカディオ・ハーン (Patrick Lafcadio Hearn)が、自らの感覚で古き日本を歩きまわって独自の感性で見聞を広めたように、遠く故郷を離れてあてどなき夢想の旅を続けるぼくが、むじなと、そしてラフカディオと一緒に、見たり聞いたり匂ったり触ったりした、ぼくと、むじなと、ラフカディオの見聞録です。

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映画

『ウォーキング・デッド』最新シーズン8を観ながら血のような赤ワインはいかが?AMCとLot 18による『ウォーキング・デッド』ワイン・コレクション

ここ数年、というかもう数十年、ぼくはほぼ毎日晩酌をしている。 種類としては、ビール、発泡酒、ワイン、日本酒、そして極稀にスコッチだとかウォッカ(シネマ画伯のseicolinさんに感化されて)だとか飲むが、ここしばらく冬季にはほとんどビールは飲まない…

有害植物ばりにゾンビがウヨウヨ湧く、マーク・ニュートン監督『アタック・オブ・ザ・ザウザン・フライド・ゾンビーズ(原題:Attack of the Southern Fried Zombies)』

先週末、自宅にある映画のDVDを整理しようと思い立ち、一部ホコリにまみれていたケースをきれいに拭き、せっかくなので独断と偏見の勝手なジャンルごとに分類して並べなおしてみた。以前整理した際にもジャンル分類で並べなおしたのだが、だいたい一年くらい…

ニール・ブロムカンプ監督率いるオーツ・スタジオの最新作『プラエトリア(原題:PRAETORIA)』

実験的なSF短編作品を多数排出しているニール・ブロムカンプ(Neill Blomkamp)監督率いるインディーズ映画制作集団オーツ・スタジオ(Oats Studios)から、新たな短編作品が公開されている。 タイトルは『プラエトリア(原題:Praetoria)』という。 Oats S…

『エイリアン: コヴェナント』を映画館で見損ねたけれど、年明けにはBlu-ray&DVDが発売だとよ!

2017年9月15日に日本公開となったリドリー・スコット(Sir Ridley Scott)監督による『エイリアン: コヴェナント』(原題: Alien: Covenant)。 From the #AlienCovenant crew to all our fans: Thank you. pic.twitter.com/Z1G21YGjt8 — Alien (@AlienAntho…

11月1日だって『ハロウィン』は続いている、10月31日以外のマイケル・マイヤーズを描いた短編作品『ノーベンバー・ファースト(原題:NOVEMBER 1ST)』

2017年10月31日のハロウィンが幕を閉じてから、もう二日も経過している。 そろそろ来年の2018年10月31日に恋い焦がれて、あるいは待ち遠しくて、大いに涙を流している紳士淑女で街が溢れかえる時期であろう。 民間行事あるいは民俗信仰などというものは、元…

ハロウィンの夜のトリック・オア・トゥリートな悪夢、ピーター・スタンリー・ワード監督『トゥリーターズ(原題:Treaters)』

ぼくは今まで生きてきた中で、ハロウィンの日に何か特別な行動を起こしたことは一度としてない。 例えば、子供の頃ハロウィンの日の夜に恐い仮装をして近隣の家に「トリック・オア・トゥリート!」などと言いながらお菓子を強請りに行ったこともないし、大人…

きょうはハロウィンだから、『ハロウィン』のマイケル・マイヤーズになって街に繰り出そう!

2017年10月31日、今日はハロウィンである。 日本にはほぼ関係のないこのハロウィンだが、なぜか巷ではやけに賑わうらしい。おそらく多くの日本人は、ハロウィンは好きな人にチョコを投げつける日だとか、イエスの親戚の誕生日だとか、嘘をつきまくってもいい…

都市伝説ドラマシリーズ『チャンネル・ゼロ(原題:CHANNEL ZERO)』が観たい!

海外で放送されているドラマシリーズの中には、まだ日本では観ることができないものが山ほど存在する。 昨今では、VODなどの普及により、昔に比べたら圧倒的に海外ドラマ鑑賞の選択肢は増えたに違いないが、それでもまだまだ手の届かないものは多いような気…

2017年ハロウィンの夜にバーガーキングがクラウンだらけになる“Scary Clown Night”、ロナルドだってワッパーが食べたい。

2017年10月31日の火曜日、言わずと知れたハロウィンの日に、バーガーキング恒例のハロウィン企画が執り行われるらしい。 確か一昨年度のハロウィンには、バーガーキングの店舗自体がマクドナルドの恐いコスプレをするという趣旨のハロウィン企画が行われてい…

ハロウィンの夜はHuluの『HAUNTED SCREENS』を暖炉代わりにしてさっさと眠りに就こう、HAPPY HULUWEEN!

2017年10月31日のハロウィンまで残りわずか、皆さん、ハロウィンの夜の予定はお決まりだろうか? とは言え、日本人の多くにとってハロウィンなどというものは何ら関係がないので、「屁をこいて糞して、歯を磨いて、風邪ひかないようにして眠るだけだよ。」と…

死体だらけの家に住む狂人一家ホラーの続編、『デビルズ・リジェクト マーダー・ライド・ショー2』のDVDを買ったよ日記。

ホラー映画の細分化ジャンルの中には、狂人一家ホラーなるジャンルが存在する。 例えば代表的なものだと、ジョン・ハウ(John Howe)監督による『アメリカン・ゴシック』(American Gothic)だとか、トビー・フーパー(Tobe Hooper)監督による『悪魔のいけ…

ハロウィン限定の「ゾンビ・フラペチーノ」が米国のスターバックスで販売開始されるらしいよ!

「スターバックス」なるものが日本に進出してからもう20年以上が経過するらしいが、ぼく自身はそれほど同コーヒーチェーンには行ったことがない。 スターバックスはなぜ値下げもテレビCMもしないのに強いブランドでいられるのか? 作者: ジョン・ムーア,花塚…

文明崩壊後の世界を駆け抜ける“マッドマックス”的BMXアドベンチャー『ターボキッド』が衝撃的におもしろい!

昨夜、食後にスコッチをグイッと喉に流し込んでから、映画を一本鑑賞した。 あまり映画のレビューを書くのは好きではないのだが、好きではないのではなく嫌いなのだが(好きではないと、嫌い、の違いは重要である。)、 ここ数年に観た映画の中ではずば抜け…

森の奥に住む鍛冶屋と悪魔の影を描いたゴシックホラー、ポール・アーキホ監督『エレメンタリ(原題:ERREMENTARI)』

スペインはバルセロナ近郊、海辺に広がるリゾート地シッチェスで毎年10月に開催される映画祭がある。 シッチェス映画祭(Sitges Festival)の略称でも知られている、シッチェス・カタロニア国際映画祭(Festival Internacional de Cinema Fantàstic de Catal…

「たぶんぼくゾンビだと思う」っていう異色のゾンビ映画、アン・ウェルズ監督『アン・アクシデンタル・ゾンビ(ネイムド・テッド)(原題:AN ACCIDENTAL ZOMBIE(NAMED TED))』

当ウェブログはここ最近完全にホラー映画ブログのようになってしまっているが、決してホラー映画に特化したウェブログではない。 なんだったら映画に特化したウェブログでもない。 では何かと言えば、基本的にはぼくが勝手気ままに、目の前で気になっている…

“フォックス・ネットワーク”と“マース・キャンディ”がハロウィンに贈る短編ホラー広告シリーズ!『バイト・サイズ・ホラー(BITE SIZE HORROR)』

米国のテレビネットワークとして知られる「フォックス・ブロードキャスティング・カンパニー」(Fox Broadcasting Company)と、M&M'S(エム・アンド・エムズ)やスニッカーズなどのブランディングでお馴染み、世界有数のチョコレートメーカーとして知られる…

森の中に潜む邪悪な何か、ジェレミー・ラター監督『ザ・ホロウ・チャイルド(THE HOLLOW CHILD)』

深い森の中に迷い込んだ人間が、森のなかに潜む何かしらの超常的な存在の影響を受けて、狂気に駆られたり、あるいは別人のようになってしまったりするという話が、現実世界でもよくあるようだし、映画や小説などでもよく描かれている。 一方で反対に、現代的…

新たな『13日の金曜日』を描いたファン・フィルムが遂に公開!ヴィンセント・ディサンティ監督『ネバー・ハイク・アローン(原題:NEVER HIKE ALONE)』

2017年1月の終わり、当ウェブログでは、ある有名ホラー映画に捧げられたファン・フィルムの予告編映像をご紹介した。 ヴィンセント・ディサンティ(Vincente DiSanti)監督による『ネバー・ハイク・アローン(原題:Never Hike Alone)』という作品である。 …

サイコパスな連続殺人犯たちが交差するサイケデリックな恐怖の夜、ミッキー・キーティング監督『サイコパス(原題:PSYCHOPATHS)』

「サイコパス」(psychopath)という言葉がある。 日常生活で比較的よく耳にする言葉のように個人的には感じているが(ぼくだけかな・・・)、この言葉の定義を辞書で調べてみると以下のように書かれている。 精神病質(その人格のために本人や社会が悩む、…

シェーン・ブラック監督『ザ・プレデター(原題:The Predator)』の最新アートワークが登場!

ジョン・マクティアナン(John McTiernan)監督による名作SF映画『プレデター』(Predator)、そしてその続編であるスティーヴン・ホプキンス(Stephen Hopkins)監督による『プレデター2』(Predator 2)に引き続く正統的な『プレデター』フランチャイズ最…

クリス・カーター制作による伝説のドラマシリーズ『ミレニアム』復活の兆し!

来る2018年に最新シーズンの放送が予定されている人気ドラマシリーズ『X-ファイル』(The X-Files)の制作者クリス・カーター(Chris Carter)は、ニューヨーク・コミコン(NY Comic-Con)にあわせて行われたDEADLINEのインタビューにおいて、あの伝説のドラ…

J・J・エイブラムス ✕ S・キングが放つ“あの町”のティザー映像が遂に公開!Huluオリジナル作品『キャッスルロック(原題:Castle Rock)』

スティーヴン・スピルバーグの申し子J・J・エイブラムス(J.J. Abrams)と、米国ホラー界の巨人スティーヴン・キング(Stephen Edwin King)が放つ話題の連続ドラマシリーズ、Huluオリジナル作品『キャッスルロック(原題:Castle Rock)』のティザー映像が…

超自然的なねじれを伴うファミリードラマ、バラン・ボー・オダー監督によるNETFLIXオリジナル作品『ダーク』

以前当ウェブログでも取り上げたことがあるのだが、NETFLIX初となるドイツ製作の連続ドラマシリーズとして注目を集めている『ダーク』(Dark)の話題に再び触れてみたい。 本作品で原案そして制作を担うのは、『ピエロがお前を嘲笑う』(Who Am I、Kein Syst…

世界終末を生き延びた私に待っていた地獄、マチュー・トゥリ監督『ホスティル(原題:HOSTILE)』

もしこの世界が、あるいは人間社会が、ある日終末を迎えるとしたら、それはいったいどんな原因によるものだろうかと、時々考える。 再び巻き起こる世界大戦の末の大規模な核攻撃とか、世界規模の自然災害とか、未知の疫病の大流行とか、地球への巨大な隕石の…

人間の魂はどこにあるのか?ニール・ブロムカンプ率いるオーツ・スタジオ最新作『アダム(原題:ADAM)』

『第9地区』(District 9)、『エリジウム』(Elysium)、そして『チャッピー』(Chappie)などで知られる南アフリカ共和国出身の映画監督ニール・ブロムカンプ(Neill Blomkamp)は2017年、プロデューサーであり兄弟でもあるマイク・ブロムカンプ(Mike Blo…

アンドロイドは人類と共存できるのか?ウィル・ジョインズ監督によるコム・トゥルーズのミュージックビデオ『PROPAGATION』

昔からSF映画の中では、見た目も、そして中身も人間と区別がつかないような人工知能搭載型のヒューマノイド・ロボット、あるいはアンドロイドが、実際に人間の社会の中に溶け込んで生活し始めるという近未来がよく描かれている。 この2017年10月に日本でも公…

『ブレードランナー 2049』と「ジョニー・ウォーカー」のコラボレーション・アイテムが発売!「ジョニー・ウォーカー・ブラック・ラベル・ザ・ディレクターズ・カット」(JOHNNIE WALKER BLACK LABEL THE DIRECTOR’S CUT)

米国公開日である2017年10月6日(日本公開は同年10月27日)を目前に控え話題沸騰中の『ブレードランナー 2049』(Blade Runner 2049)。 本作品の概要に関しては以下の記事に詳しいので、興味のある方はぜひご覧いただきたいが、簡潔言えば、SF映画の金字塔…

『ブレードランナー』から『ブレードランナー 2049』に至る空白の30年間を描いた短編作品を、きみはもう観たか!?

2017年10月6日、遂に米国公開(日本公開は同年10月27日)となる『ブレードランナー 2049』(Blade Runner 2049)。 This will break the world. Here’s the new US poster for #BladeRunner2049. pic.twitter.com/iWnmv5pzbN — #BladeRunner 2049 (@bladerun…

カナダのケベック州で発生した異常な疫病、ロビン・オーベルト監督のゾンビ映画『LES AFFAMÉS』

ゾンビという言葉を原点まで遡ると、ご存知のように元はアフリカで信仰されている「ンザンビ(Nzambi)」という存在に由来すると言われている。 これはブードゥー教のルーツだとされるヴォドゥン(Vodun)における超常的な霊魂のことで、これがアフリカの奴…

恋多き男クリント・イーストウッドの娘フランチェスカ主演、ナタリア・リート監督『M.F.A』

今年2017年で87歳になるクリント・イーストウッド(Clint Eastwood)には、今までの妻や関係を持った女性5人との間に7人の子供がいると言われており、その中にはエンターテインメント界に身を置く人物も数多い。 初婚の相手であるマギー・ジョンスン(Maggie…