ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲ことパトリック・ラフカディオ・ハーン (Patrick Lafcadio Hearn)が、自らの感覚で古き日本を歩きまわって独自の感性で見聞を広めたように、遠く故郷を離れてあてどなき夢想の旅を続けるぼくが、むじなと、そしてラフカディオと一緒に、見たり聞いたり匂ったり触ったりした、ぼくと、むじなと、ラフカディオの見聞録です。

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死体だらけの家に住む狂人一家ホラーの続編、『デビルズ・リジェクト マーダー・ライド・ショー2』のDVDを買ったよ日記。

ホラー映画の細分化ジャンルの中には、狂人一家ホラーなるジャンルが存在する。

 

例えば代表的なものだと、ジョン・ハウ(John Howe)監督による『アメリカン・ゴシック』(American Gothic)だとか、トビー・フーパー(Tobe Hooper)監督による『悪魔のいけにえ』(The Texas Chain Saw Massacre)などがあるね。

 

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悪魔のいけにえ 公開40周年記念版 [Blu-ray]
 

 

もちろん他にも、特にアメリカ映画にはたくさんあると思うのだけれど、ぼく自身は上記以外、あまりその手の作品は鑑賞したことはなく、なぜならそれは狂人一家ホラー愛好家ではないからであるが、忘れてしまっているだけで意外と他にもたくさん鑑賞している可能性はあるかもな・・・。

 

ただ、ずいぶん前からずっと気になっていた狂人一家ホラーを、つい先日満を持して鑑賞したので、今回はそれに関連した話題を取り上げてみたい。

 

取り上げるのは、ロブ・ゾンビ(Rob Zombie)監督の長編デビュー作品、『マーダー・ライド・ショー』(House of 1000 Corpses)である。

 

HOUSE OF 1000 CORPSES

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マーダー・ライド・ショー SPECIAL EDITION [DVD]

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本作品は前述の『悪魔のいけにえ』のオマージュ作品としても知られていて、もちろん内容を簡潔に述べると、気の狂った一家の恐ろしい物語である。

 

ちなみに『マーダー・ライド・ショー』という邦題は、原題からはちょっとずれたものになっていて、本作品に関係あるはあるのだけれど、映画全体を表現するには、ずいぶん的はずれなものになっている気がする。なんでこんな邦題にしちゃったのだろうか、まったくもう。原題は直接的には「千人の死体の家」みたいな感じなので、おそらく「死体だらけの家」とかいう意味合いなのか、もしくはもっと何か宗教的な意味合いがあるのかな。

 

あるいは、秋川雅史の「千の風になって」的なことかもしれない。

 

この歌の冒頭の歌詞には「私のお墓の前で泣かないでください、そこに私はいません、眠ってなんかいません」という表現があるが、この「お墓」を「お(家)ウチ」に置き換えてみると、若干本編の描写とカブる部分があるので、いっそのこと邦題は「千の風になって」に変更すればいいのにと思うが、まあそれはさておき。

 

でまあ、鑑賞しての感想としては、詳しくは述べないが、非常におもしろかった。この手の作品の好みは圧倒的に分かれるだろうが、なかなかクオリティーの高い映画であった。

 

そして、さらに同作品には『デビルズ・リジェクト マーダー・ライド・ショー2』(The Devil's Rejects)という続編があり、また邦題に余計な情報を入れちゃってはいるものの、こりゃあ観なければいけねえと思ったのだが、近所のレンタル店にはことごとく在庫が存在しなかった。

 

しかしあまりにも観たすぎて、観たい欲求が最高潮に達したので、ついついDVDを買ってしまった。Amazon.jpで900円ちょっとだったのでね。そしてせっかくだから第一作目も一緒に買ってしまおうと思ったのだが、そっちは2,500円くらいしたので、迷った挙句にやめた。以前は900円くらいで販売されていたらしいが、値上がりしていた。900円くらいだったら、買ったのになあ。

 

マーダー・ライド・ショー2 デビルズ・リジェクト [DVD]

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まあそんなわけで、DVDが昨日届いて、まだ観ていないけれど、もう楽しみで楽しみで仕方がないという、気の狂った今日この頃である。今週末に台風が来るらしいから、観るならその日の午後とか、いい感じだね。

 

さて最後に、この一連の狂人一家ホラーの続編が、ロブ・ゾンビの監督によって再び製作されるらしい。続編になるのか前日譚になるのか、あるいはスピンオフ作品になるのか、詳細に関しては明らかにされていないが、ずいぶん楽しみな話ではあるなあというわけで、お開きにしたい。

 

 

 

 

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