RPGで職業選ぶなら何?っていうアニメーション『THE VOCATION』、騎士とか魔法使いとか・・・それとも。
幼い頃にファミコン全盛期を走り抜けたぼくにとって、やっぱりあの当時のゲームのグラフィックとか音楽とか、混沌とした自由度みたいなものが強く頭に焼き付いている。
その後ゲームは時代とともに大きな変貌を遂げて、そのグラフィックもシステムもあの当時では考えられないようなものになっている。
ただ思うのは、ビデオゲームの完成形は、やはりあのファミコンの時代なんじゃないのかということ。もっと言えばゲームの究極の完成形は、よりアナログなボードゲームとかテーブルトークとか、突き詰めればトランプとかチェスとか、そういう原点こそがもちろん完成形でさ、あれを乗り越えることは不可能だと、そう思う。
ぼくはかつてはなかなかのゲーム好きで、一時は何日もぶっ通しでゲームをやり込みすぎて、目から血が出たこともあった。でもここ数年はまあ生活の環境もいろいろと変わったこともあり、ゲームはほとんどやっていない。ちょっとだけ遊んだのは『マインクラフト』とか『テラリア』とかかな。その二つともどちらかといえば、よりファミコン時代に親しい趣をもったゲームである。あとは想像力を刺激するので、やらされている感がないところも好きで、なかなか楽しめた。
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昨今の人気ゲームのグラフィックなんか見ると、ほんとすごいなあとは思うし、プレイしたらそりゃあおもしろい作品もたくさんあるだろうけれど、自らの想像力を必要とするかって言うと、その隙間や余地はあまり用意されていないような気がする。まあ例外もあるだろうけれどね、ぼくがプレイした中では『Fallout 3』(フォールアウト3)とか『The Elder Scrolls V: Skyrim』(ジ・エルダー・スクロールズ・ファイブ・スカイリム)なんかは、確かにおもしろいし、想像力の入り込む余地が十分にある。
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ただ昔のゲームのレベルで言えば、例えばぼくはかの名作ゲーム『ウィザードリィ』(Wizardry)が大好きで、ファミコン版のソフトを今でも持っている。数年前までは暇があるとプレイしていた。あれなんかはパーティー組んで線だけで描かれたみたいなダンジョンを彷徨いて云々ってだけのゲームなのに、ほんと何時間やっていても飽きない。あのゲームのなにがそんなにおもしろいかと言えば、自分の想像力の入る隙間だらけだからじゃないのかと思う。そういえば『ウィザードリィ』の流れを汲む『BUSIN』シリーズもずいぶんやり込んだなあ。
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さて前置きの無駄話が長くなったが、きょう取り上げるのは、ピクセル感満載のゲーム世界を描いたアニメーション作品、YouTubeにチャンネル展開する“PixelPalas”の制作した『The Vocation』という作品である。
image source: The Vocation - YouTube
タイトルの意味は「職業」、まあRPGとかやったことある人なら当然わかると思うけれど、自分の操るキャラクターには、その架空世界の中での職業を決めてあげなければならない。
前述の『ウィザードリィ』で言うならば、「戦士」とか「魔法使い」とか「僧侶」とかね。その職業によって、キャラクターの能力値とか特技が違ってくるから、ゲームをプレイするスタイルにも大きく関わってくるというわけだね。
といわけで、ゲームが好きな人もそうでない人も、お暇なら観てみてね、物語の核には割りと旬なネタなんかも含まれてて、なかなかおもしろいよ。
映画:ピーター・オトゥールの遺作はカザフスタン映画、完成から6年を経て公開される『DIAMOND CARTEL』がロシアの“グラインドハウス”映画っぽい。
映画:ぼくと、映画。
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月白貉