『13日の金曜日 完結編』バージョンのNECA製ジェイソンは、顔面にマチェーテが切り込める仕様だよ。
うっかりしていると書く記事のほとんどがホラーなことになってしまう。そのためなるべく制御をかけて控えているつもりではあるが、それでも恐い話だったりオカルトだったりホラー映画の話題になりがちなのがぼくの質でありこのウェブログなので、まあそこはご愛嬌ということで・・・。
三つ子の魂云々という言葉にもあるように、自分を変えることなど不可能だということを、この頃つくづく感じる、そろそろ死ぬのかもしれない。
さて、もちろん今回もホラー映画の話題を綴りたい。
玩具メーカーのNECAから、『13日の金曜日』シリーズ第4作目『完結編』に登場するジェイソンを象った、7インチ版アルティメット・アクション・フィギュアがリリースされるようである、正式名称は、「Friday the 13th – 7″ Scale Action Figure – Ultimate Part 4 Jason」となっている。
image source : Friday the 13th – 7″ Scale Action Figure – Ultimate Part 4 Jason
かつて“輸入玩具蒐集癖第一型”という末期の重病にかかっていて命も危ぶまれたぼくだが、更生施設に監禁されてなんとか事なきを得た。そのためここ十年ほどは、玩具の類はいっさい蒐集していないし、物欲自体がほとんどなくなっている。ただ前述の病の後遺症として、リリース情報には無駄に目を向けてしまって軽度の禁断症状が起きることはある。どんな症状かといえば、ゾンビのように白目を剥いて首を傾けて、裸足のままオモチャ屋に向かうというものであることは言うまでもない。
でも今や一切購入することはないし、観たり聴いたりするだけでも脳内に知識が蓄積されるので、それで十分楽しめるという高度な蒐集癖を手に入れるに至ったのである。
さて、この『13日の金曜日 完結編』(Friday The 13th - The Final Chapter)はタイトルのようにいったんの区切り的な作品である。そして特徴としては、あの往年のアイドル子役コリー・フェルドマンの存在、彼は劇中で特殊メイクが特技という奇妙な設定の少年トミー・ジャーヴィス役で出演している。このトミーは同シリーズ中でも象徴的なキャラクターであるが、果たして当時のアメリカ国内にどれだけ特殊メイクフリークの少年がいたのかは定かではない。ただ80年代の、特にホラー映画における特殊メイクが大いに脚光を浴びていたことを色濃く描いている熱気のようなものは感じる。あるいは単に特殊メイク担当のトム・サビーニ目線からのアイデアだったのかもしれない・・・。そうなってくるとトム・サビーニの話に移行したいところだが、長くなるのでまた別の機会に譲りたい。
ちなみに当時絶大な人気を誇っていたコリー・フェルドマンはしばらくして、家庭環境や薬物中毒などの絡みでスクリーンから姿を消す。しかし現在、「あの人は今?」的なTV番組を切っ掛けにメディアに再登場を果たし、徐々にキャリアを立て直しているようではあるのだが、今はおかしな美女たちに囲まれたバンドを結成して音楽活動をしているようである・・・、大丈夫かなコリー。
さて話を戻そう。
このフィギュアの特徴としては、パメラの墓などの付属アイテムの豊富さという点だけでなく、なんと顔の部分にマチェーテがザックリ切り込まれたシーンを再現できるという、まさにアルティメットな仕様になっている点があげられる。
image source : Friday the 13th – 7″ Scale Action Figure – Ultimate Part 4 Jason
さらには25箇所以上の可動関節があり、これ一体あれば3年間は余裕で遊べるというわけ、誕生日やクリスマス、あるいはなんでもない日の“13日の金曜日”に、恋人や家族へのプレゼントとして最適に違いない。
発売は6月を予定しているということなので、ジューンブライドを迎える親友への結婚祝いにも、選択肢のひとつとして考慮していただきたいものである。
では最後に本作品の予告編をご覧いただきたい。
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月白貉