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ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲が自らの感覚で日本を歩きまわって見聞を広めたように、故郷を離れて旅を続けるぼくが、ぼくの感覚でその土地を歩き回って、見たり聞いたり嗅いだり触ったりした、ぼくの見聞録です。

『ホーム・アローン』は果たしてコメディ映画なのか?『HOME ALONE WITH BLOOD』という試み。

映画

ふと気が付くと、最近はコメディ映画ってものをとんと観ていない。

 

子供の頃はアメリカのコメディ映画が好きでよく観ていた気がするのだが、大人になってからは意識的にかあるいは無意識にか知らないけれど、鑑賞の選択肢として純然たる喜劇としてのコメディ映画が浮かび上がってくる回数が大いに減少した気がする。

 

例えばそれは、子供の頃のある時期に『8時だョ!全員集合』における笑いがちょっとこっ恥ずかしくなってきて、少し大人びた『オレたちひょうきん族』に惹かれていったというような現象に、コメディ映画を観なくなったことと同等の理論が一部当てはまるのではないのかとも、勝手に想像してみる。

 

さてそういったわけで、今回は懐かしきアメリカンなコメディ映画の話題を取り上げたい。

 

ちょっと時期的にはズレてしまったが、クリスマス時期の王道コメディ映画に、クリス・コロンバスの『ホーム・アローン』(Home Alone)という作品がある。かつてはテレビの映画番組などでも再三に渡り放送されていたので、観たことのある方も当然多いと思う。

 

ぼくが最後に『ホーム・アローン』を観たのはもうはるかな昔なのだが、あの強烈なおもしろさの欠片はいまでも脳細胞に突き刺さって食い込んでいる。そして、ここではその内容について多くは触れないが、大人になってから考えるとちょっと違った意味合いでおもしろいなあと思うことがある。

 

まあ観たことのある方はご存知のように、物語はクリスマスの夜に諸事情あってひとりでお留守番をしているマコーレー・カルキン演じる主人公のケビン・マカリスターの家が、泥棒コンビに狙われるというもの。

 

ジョー・ペシとダニエル・スターンが演じるハリー・ライムとマーブ・マーチャントは映画史上でも屈指の泥棒コンビだが、映画の主軸は彼らがケビンにこっぴどくしてやられるという物語であり、それこそが本作品の笑いの中心になっている。

 

けれど改めてあのやられ具合を考えてみると、「完全に途中で死ぬよね?」というようなスプラッター映画の被害者ばりのやられ方をしている。まあそこで死なないから笑えるわけであり、それこそ本作品がコメディ映画たる所以なのだが・・・、あれでもし泥棒コンビが致命的な怪我を負って、最後に死のうものならコメディ映画ではなくなってしまう。

 

でも、もしあの映画のシーンがよりリアルに表現されていたら。

 

そんな動画を制作している人物がいる。YouTubeにチャンネルを展開するカナダのエディターでありアニメーターのBitMassiveは、ハリーとマーブの負傷シーンをより現実的に再現している。

 

タイトルは『Home Alone With Blood』、『血染めのホーム・アローン』である。

 

Home Alone With Blood

image source : BitMassive - YouTube

 

観ていただければわかるのだが、もはやコメディではない。クライムアクションか、スプラッターか。まあ実際にあのような事件が現実に起こって、ケビンが同じような対応をしたらまあそうなるだろうなあということで、それをコメディとして描くのかあるいは犯罪ドラマとして描くのかということであろう。

 

結局ジャンルなどというものは捉え方の問題であり、『13日の金曜日』(Friday The 13th)も見ようによってはコメディ映画と化すし、『ホーム・アローン』だって誰かの目にはホラー映画に見えているということだろう。

 

ちなみにこの『Home Alone With Blood』はシリーズ化されていて、日々新作が制作されているようである。劇中にはそれだけ血染めのシーンが多いということ。確かにホラー映画だよね。

 

では、血に飢えたコメディ映画愛好家の方は、ぜひご覧いただきたい。

 

 

 

 

 

映画大友克洋の『AKIRA』を匂わせるSF短編アニメーション、『POWER HUNGRY』。

映画『パルプ・フィクション』の最強メシ、ビッグ・カフナ・バーガーの作り方。

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映画邪悪な悪魔との戦いを描いた悪魔祓い映画、『THE COVENANT』(ザ・コヴナント)。

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月白貉

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