ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲ことパトリック・ラフカディオ・ハーン (Patrick Lafcadio Hearn)が、自らの感覚で古き日本を歩きまわって独自の感性で見聞を広めたように、遠く故郷を離れてあてどなき夢想の旅を続けるぼくが、むじなと、そしてラフカディオと一緒に、見たり聞いたり匂ったり触ったりした、ぼくと、むじなと、ラフカディオの見聞録です。

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写真の中には別の世界がある、『ライト/オフ』のデヴィッド・F・サンドバーグによる短編ホラー『PICTURED』。

某レンタル店に映画ソフトを借りに行くと、新作コーナーに気になる映画が置かれていた。

 

このウェブログでも何度か触れている、デヴィッド・F・サンドバーグ監督の『ライト/オフ』(Lights Out)、ホラー界の新星と言われるジェームズ・ワン(James Wan)のプロデュースによる作品である。

 

ライト/オフ』(Lights Out)

 

余談だが、ぼくはジェームズ・ワンの作品をつい最近までまったく鑑賞したことがなかったので、先日二作品ほど鑑賞してみた。彼の代表作である『ソウ』(Saw)と『死霊館 』(The Conjuring)。『ソウ』に関してはおもしろいという噂をチラホラ聞いていたので期待していたのだが・・・、正直言ってそれほど怖いともおもしろいとも思わなかったし、やや雑な作りのように感じてガッカリした。一方、『死霊館』に関しては、『ソウ』に比べればという意味ではまだよかったが、やはりやや雑さが目立ち、誰かに薦められるような作品とは言えなかった。

 

ではなぜ『ライト/オフ』が気になるのかと言えば、ジェームズ・ワンではなく監督のデヴィッド・F・サンドバーグの過去の短編作品がすごく怖いしおもしろいからである。

 

ちなみにデヴィッド・F・サンドバーグジェームズ・ワンによって見出され、この『ライト/オフ』で長編メジャーデビューを果たすのだが、それまではまったくの無名であった。詳細に関しては以下の記事に詳しいので、もし興味があればそちらをお読みいただきたい。

 

関連記事物置にいる白い布をかぶった恐怖、デヴィッド・F・サンドバーグ監督の『ATTIC PANIC』。

 

そんな彼の過去の短編作品は、現在インターネット上でそのすべてが鑑賞可能なのだが、その中からこのウェブログではまだ触れていない作品を、今回は取り上げてみたい。

 

タイトルは『Pictured』、とある写真にまつわる物語である。

 

Pictured

image source : David F. Sandberg on Vimeo

 

彼のホラー作品は尺で言えば非常に短いながらも、すごく濃厚な恐怖が埋め込まれている。そして何気ない日常という点も重要である。出演はお馴染み、監督の妻であるロッタ・ロステン(Lotta Losten)。おそらくは二人の自宅を舞台として、妻のロッタ・ロステンに巻き起こる日常の恐怖というのが、彼の過去の短編ホラー作品の特徴とも言える。時々監督本人も登場する。 

 

関連記事デヴィッド・F・サンドバーグ作品には欠かせない、ロッタ・ロステンという女優。

 

ぼくはまだ、彼の長編作品である『ライト/オフ』は未鑑賞なのだが、主演でこそないけれど、ロッタ・ロステンも出演しているとのこと。

 

ライト/オフ』(Lights Out)

 

というわけで、お暇な方はぜひ鑑賞してみていただきたい。

 

 

 

 

 

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月白貉