ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲が自らの感覚で日本を歩きまわって見聞を広めたように、故郷を離れて旅を続けるぼくが、ぼくの感覚でその土地を歩き回って、見たり聞いたり嗅いだり触ったりした、ぼくの見聞録です。

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ブルース・リーに憧れて“アフガニスタンのブルース・リー”になった男、『The Afghan Bruce Lee』(ザ・アフガン・ブルース・リー)。

子供の頃、ジャッキー・チェン成龍、Jackie Chan)に憧れていた。

 

もちろん今でも大好きだし、時々作品を観返しているが、あの頃の憧れ具合に比べたら、もしかしたら少し冷めてしまったのかなあと思いつつ、久しぶりに『プロジェクトA』を観返したらあまり冷めてはいないなあと改めて思い知らされた。

 

でも彼の出演する映画を、今までの人生の中で最も多くの時間を費やして観ていた時期はやはり小学生とか中学生くらいの頃だったのではないだろうか。テレビの映画番組でも映画館でもカンフー映画ばかりやっていたような気がする。当時はジャッキー・チェンを筆頭にサモ・ハン・キンポー(洪金寶、Sammo Hung)とユン・ピョウ(元彪、Yuen Biao)が日本で大ブレイクしていた時期だったから、彼らに憧れを持っていた子供たちは、いや大人も含めてずいぶんたくさんいたのではないかと思う。

 

ぼくは当時けっこう太っていておかっぱ頭をしていたので、サモ・ハン・キンポーに似ていると言われていたことがある。自分の中ではジャッキー・チェンがトップだったし、サモ・ハン・キンポーは強いは強いんだけどデブキャラっていうイメージが強かったから、最初はちょっと嫌だった。でも、彼の作品をたくさん観ていく内に、サモ・ハン・キンポーの演じる役柄が多岐にわたったものであり、作品によっては“能ある鷹は爪を隠す”的な強さを演じているかっこよさにジャッキー・チェンと同じような憧れを持ちはじめ、サモ・ハン・キンポーに似ていると言われることを誇らしく思うようになったという記憶がある。

 

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さて、今回はジャッキー・チェンの話題ではないのだが、カンフー映画界の大スターへの憧れを持ち続ける人物の話題である。

 

2014年、アフガニスタンのカブールに住むアッバス・アリザダ(Abbas Alizada)という人物が、自身のアイドルであるブルース・リーを自分に投影させた写真をインターネット上で公開し話題を集めた。

 

そこに目を留めた上海を拠点とする製作プロダクション“High Horse Studios”(ハイ・ホース・スタジオ)が、ジェイガ・レイン(Jayga Rayn)を監督として彼のポートレイト的あるいはポートフォリオ的な短いドキュメンタリーを制作したのである。

 

タイトルは『The Afghan Bruce Lee』(ザ・アフガン・ブルース・リー)、読んで字の如く“アフガンのブルース・リー”である。

 

Abbas Alizada

image source : https://www.facebook.com/afghanbrucelee22/

 

アッバス・アリザダはカブールで生まれ育ち、迫害という歴史を持つハザラ少数民族の一員だということである。短い作品なので内容を説明することは控えておく。もし興味を持った方はぜひご覧いただきたい。彼の目を通して描かれる映画と夢、アフガンで生きるブルース・リーの物語である。

 

 

 

 

 

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月白貉