ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲ことパトリック・ラフカディオ・ハーン (Patrick Lafcadio Hearn)が、自らの感覚で古き日本を歩きまわって独自の感性で見聞を広めたように、遠く故郷を離れてあてどなき夢想の旅を続けるぼくが、むじなと、そしてラフカディオと一緒に、見たり聞いたり匂ったり触ったりした、ぼくと、むじなと、ラフカディオの見聞録です。

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人間とオークが共存する別軸の現代世界、デヴィッド・エアー監督によるNETFLIX限定作品『BRIGHT』。

NETFLIXで2017年12月に限定放送が予定されている新作映画、デヴィッド・エアー(David Ayer)監督、そしてウィル・スミス(Will Smith)主演の『Bright』。

 

本作品に関してはずいぶん前から製作の話を耳にしていたのだが、遂にその初のティザーが公開されたようなので取り上げてみたい。

 

物語の舞台としては現代のアメリカのようなのだが、ひとつ決定的に違うのは、この世界には人間以外にも、オークやエルフや妖精といった存在が古くから普通に共存しているという別軸世界としての現代を描いた作品のようである。

 

Bright

image source : Bright | Teaser [HD] | Netflix

 

ウィル・スミスはそんな物語の中で、スコット・ワード(Scott Ward)という警察官の役を演じており、何らかの事態に対処するために“オーク”と協力してある武器を探さなければならないというような、なかなかファンタジーな筋書きのようである。

 

今ぼくたちが暮らすこの世界の中にも、オークやエルフではなくとも何らかの別種の存在が共存しているのではないのかという考えを、個人的には強く持っている。例えば個別の宗教的なものではなくもっと普遍的な神とか悪魔とか、吸血鬼とか異形のモノとか、通常はなかなか見えにくいけれど、時々そういった存在の気配のようなものを感じる時が実はぼくにはあったりする。ちなみに死んだ人間の幽霊が見えるとかいう霊感的なものとはちょっと違うのだが、古くから造形として具現化され続けている神様のようなものとか化け物の類を見たり感じたりすることがある。

 

そんなこんなで、例えば本作品のような設定の物語や、ホラー映画なんかに惹かれてしまうということがあるのかもしれない。

 

というわけで、余談をはさみつつ、公開されているティザーをご覧いただきたい。放送まではまだずいぶん時間があるということもあるかもしれないが、もちろん物語は謎に包まれている。

 

ではどうぞ。

 

 

 

 

 

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月白貉