ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲ことパトリック・ラフカディオ・ハーン (Patrick Lafcadio Hearn)が、自らの感覚で古き日本を歩きまわって独自の感性で見聞を広めたように、遠く故郷を離れてあてどなき夢想の旅を続けるぼくが、むじなと、そしてラフカディオと一緒に、見たり聞いたり匂ったり触ったりした、ぼくと、むじなと、ラフカディオの見聞録です。

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『プレデター』のビリー・ソール役で知られる俳優のソニー・ランダム、鬱血性心不全により76歳で死去

ジョン・マクティアナン(John McTiernan)監督による名作SF映画プレデター』(Predator)の中で、一際異彩を放つ存在のビリー・ソール役を演じていた米国の俳優ソニー・ランダム(Sonny Landham)が、2017年8月17日木曜日に、ケンタッキー州レキシントンで鬱血性心不全により76歳でこの世を去ったと報じられている。

 

 

プレデター』愛好家のぼくとしては、心に小さな穴の空くニュースであった。

 

ソニー・ランダムはチェロキー族とセミノール族の血を引いていたと言われており、『プレデター』の中ではスー族とイタリア系のハーフの傭兵という設定の役柄であった。

 

 

映画の後半、彼は銃を捨ててコンバット・マチェーテのみでハンターに戦いを挑むが、ほぼ瞬殺されている。しかしその戦いのシーン自体は描かれておらず、遠くから聞こえてくるビリーの叫び声が彼の最後を表現している。

 

Predator | #TBT Trailer | 20th Century FOX

image source: Predator | #TBT Trailer | 20th Century FOX - YouTube - 20TH CENTURY FOX

 

 

ただ、とある噂によれば、実はビリーとハンターの戦闘シーンは撮影されていたという話である。しかしそのシーンがあまりにも暴力的すぎたために、最終的にカットされてしまったとか。詳細に関しては定かではない。

 

ちなみに『プレデター』で特殊部隊の傭兵を演じていた俳優たちの中で、ソニー・ランダムが一番最初にあの世に旅立ってしまった。彼の死が報じられてからまだ数時間しか経っていないため、現時点で他の俳優たちが彼の死に関してソーシャルメディアなどで言及している様子は伺えない。

 

いずれにせよ、大好きな映画に出演していた俳優がこの世を去ってしまうというのは、まあ当たり前だとはわかっていても何だか悲しいものである。

 

Requiescat in pace、ソニー・ランダム、またいつかどこかで。

 

では最後に、ビリーもバッチリ登場している『プレデター』の予告編をどうぞ。

 

 

 

 

 

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