ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲ことパトリック・ラフカディオ・ハーン (Patrick Lafcadio Hearn)が、自らの感覚で古き日本を歩きまわって独自の感性で見聞を広めたように、遠く故郷を離れてあてどなき夢想の旅を続けるぼくが、むじなと、そしてラフカディオと一緒に、見たり聞いたり匂ったり触ったりした、ぼくと、むじなと、ラフカディオの見聞録です。

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特殊な“フォース”を持った男の超常ホラー『FORCES』、例の超有名SF映画へのオマージュ?

『ディープ・インフェルノ』(Indigenous)や『ex エックス』(Expiration、Rancid)、そして『The Unforgiving』などを手掛けている映画監督のアラステア・オア(Alastair Orr)。

 

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ex エックス [DVD]

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彼のプロフィールに関して詳しいことはよくわからないのだが、現在彼は南アフリカ共和国ヨハネスブルグに拠点を置いているらしく、手掛けた作品は一部を除いてすべて南アフリカ映画となっている。また自身による短いプロフィールによれば原住民族の血を引いているということで、さらには博愛主義者だそうである。アメリカでの映画製作もしているようが、国籍は南アフリカなのかもしれない。

 

さて今回は、そんなアラステア・オアの短編作品を取り上げてみたい。

 

タイトルは『FORCES』、“Force”(フォース)と聞くと、例の壮大な銀河叙事詩の中に出てくる特殊能力がすぐに頭に浮かんでしまうのだが、「力」とか「勢力」、あるいは「暴力」というような意味を表す言葉で、また動詞的には「強いる」というような意味もある。

 

FORCES

image source : FORCES on Vimeo

 

まあ某SF映画のフォースとは当然関係ないだろうけれど、と思って鑑賞したのだが・・・、それはぜひご自身の目で確かめて欲しい。ちなみにぼくはあらすじを読まずに鑑賞して、鑑賞後にあらすじを読んだのだけれど、たぶんそのほうがより楽しめると思う。

 

個人的にはとてもよくできている作品だと感じる。

 

ではお暇な方は、ぜひどうぞ、細かなクレジットなんかにも目を凝らしてみてね。

 

 

 

 

映画誘拐したのは悪魔!?アラステア・オアによる超常誘拐ホラー『From a House on Willow Street』。

映画映画みたいな口づけを、唇に映画の世界を表現したリップアートに魅了される。

映画病院に潜む邪悪な“ツメ”の怪物、シャウナ・マクドナルド主演のホスピタル・ホラー『NAILS』。

映画『ブレードランナー』へのラブレター、80年代SF映画への愛を込めた短編SF作品『SLICE OF LIFE』。

アニメーションスタジオジブリ作品の北米版Blu-rayは、本国だと1500円くらいだしジャケットもかっこいい。

映画S・キューブリック監督の『シャイニング』をクレイジーに“リミックス”した短編映画、『THE CHICKENING』の世界へようこそ。

映画“マッドマックス“的に荒廃した世界で戦う、チャック・ハンクとサンディエゴ兄弟の物語『CHUCK HANK AND THE SAN DIEGO TWINS』。

映画ジェイソンは今でもクリスタル・レイクのキャンプ場にいる!『13日の金曜日』愛好家が製作する『NEVER HIKE ALONE』というファン・フィルム。

 

 

月白貉