ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲ことパトリック・ラフカディオ・ハーン (Patrick Lafcadio Hearn)が、自らの感覚で古き日本を歩きまわって独自の感性で見聞を広めたように、遠く故郷を離れてあてどなき夢想の旅を続けるぼくが、むじなと、そしてラフカディオと一緒に、見たり聞いたり匂ったり触ったりした、ぼくと、むじなと、ラフカディオの見聞録です。

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映画制作会社「A24」の公開したタイトルのない謎のティザー映像、『BEYOND REALITY』あるいは『LIVE BEYOND』。

映画制作会社「A24」のYouTubeチャンネルに、タイトルのない謎のティザー映像が公開されている。

 

説明にはただ一言、「In our near future.」とだけ記されている。

 

同制作会社は近年、『Moonlight』、『20th Century Women』、『The Lovers』、『Free Fire』、『American Honey』、『Supersonic』、『Swiss Army Man』、『The Lobster』、『De Palma』、『Green Room』、『The Witch』、『Ex Machina』などなど、数多くの話題作を手掛けている。

 

ティザーの内容は、まあ観てもらうのが一番早いのだが、冒頭にダダンと登場する生まれたての赤ん坊から幕を開ける。そこには「BEYOND REALITY」の文字が。

 

BEYOND REALITY

image source : A24 - YouTube

 

主要登場人物の中には、アジア人、おそらくは日本人夫婦らしき姿が伺えることと、「人工神経システム切断許諾契約書」なる指紋捺印(指紋認証かな?)シーンでは、完全な日本語が使用されている。そしてその契約書には“2076年3月20”という日付が確認できるので、約60年後の完全なる近未来、つまりSF作品だということが理解できる。

 

というわけで、こういうまったく情報をシャットアウトした手法はとても想像力を刺激するので、なかなか興味深い。だって映像を観るだけでも、いろいろと情報は入っているのだから。

 

なんでもかんんでもすぐに全情報を垂れ流せばいいというものではないのだが、昨今はまさに情報垂れ流し社会、崩壊も近いだろう。

 

では、興味のある方はぜひどうぞ。

 

 

 

 

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月白貉