ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲ことパトリック・ラフカディオ・ハーン (Patrick Lafcadio Hearn)が、自らの感覚で古き日本を歩きまわって独自の感性で見聞を広めたように、遠く故郷を離れてあてどなき夢想の旅を続けるぼくが、むじなと、そしてラフカディオと一緒に、見たり聞いたり匂ったり触ったりした、ぼくと、むじなと、ラフカディオの見聞録です。

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2017年版『イット』予告編の再生回数が2千万回超え!旧作と新作を比較したファンメイドの動画も登場したよ。

このウェブログでも中毒的に度々触れてきている話題のホラー映画、アンディ・ムスキエティ(Andrés Muschietti)監督による2017年版の『イット』(It)が、今全米では、いや全世界でだね、かなりアツいらしい。

 

It

image source : https://twitter.com/ITMovieOfficial/status/847941356274069504

 

先頃、2017年03月29日に初のお披露目として配給元であるワーナー・ブラザース・ピクチャーズ(Warner Bros. Pictures)から公開された予告編映像の再生回数は、現時点(2017年4月3日)でなんと2千万回を超えている。

 

 

果たして日本での注目度が如何程のものなのかは定かではないが、おそらく欧米ではちょっとした事件にも似た騒ぎとなっているようである。

 

その理由となっているのは、もちろん本作品がアメリカのモダン・ホラー界に君臨するマスター・オブ・ホラーことスティーヴン・キングの原作によるものだということもあるだろうし、1990年にトミー・リー・ウォーレスTommy Lee Wallace)監督によってTV映画として映像化された作品の影響が大きいということもあるだろう。しかし根本的な理由になっているのは、おそらく欧米文化に蔓延る“コルロフォビア”、つまり道化恐怖症という闇の部分が少なからず影響を及ぼしているのではないかと個人的には感じている。

 

コルロフォビアに関しては以下の記事などでも触れているので、興味のある方はご覧いただきたい。

 

関連記事ピエロなんて怖くない、“コルロフォビア”を克服する恐怖のクラウン短編作品セレクション。

 

さてこの予告編公開の反響ぶりには、もちろんムスキエティ監督も喜びを隠せないようで自身のインスタグラムに以下のような投稿をしている。

 

 

Thanks to all IT fans around the world for showing your love 🤡. YOU 'll ALL FLOAT SOOOOOON ! #itmovie #losersclub

Andy Muschiettiさん(@andy_muschietti)がシェアした投稿 -

 

そしてなんと、今回の2017年版『イット』の予告編公開を受けて、とある『イット』愛好家が、公開された予告編映像とかつての1990年版の『イット』の映像を比較した動画を制作して公開している。

 

なかなか興味深いものとなっているので、気になる方はぜひご覧いただきたい。おそらく新作公開前に、かつての作品がもう一度観返したくなること請け合いである。

 

 

 

 

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