ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲ことパトリック・ラフカディオ・ハーン (Patrick Lafcadio Hearn)が、自らの感覚で古き日本を歩きまわって独自の感性で見聞を広めたように、遠く故郷を離れてあてどなき夢想の旅を続けるぼくが、むじなと、そしてラフカディオと一緒に、見たり聞いたり匂ったり触ったりした、ぼくと、むじなと、ラフカディオの見聞録です。

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歴史的な悪魔狩人一族の血を引く最後の生き残り、ベン・ジャガー監督『コービン・ナッシュ(原題:Corbin Nash)』

今回は、ぼくの好物のひとつである最新“悪魔映画”の話題を取り上げたい。

 

ベン・ジャガー(Ben Jagger)監督による『コービン・ナッシュ(原題:Corbin Nash)』という作品である。

 

 

本作品のタイトルは、監督の実の兄弟でもあるディーン・S・ジャガー(Dean S. Jagger)が演じる物語の主人公コービン・ナッシュの名前から取られている。ちなみにディーンは本作品で共同脚本も担っているようである。

 

 

でまあ、ざっくりとした概要を言えば、悪魔映画の細分化ジャンルで言うと“悪魔狩り”映画、あるいはデーモン・ハンター映画らしい。舞台はロザンゼルス、警察官である主人公のコービン・ナッシュが、自分の両親が殺された事件の裏にある真実を追っているという物語のようである。

 

ちょっとだけ余談だが、警察官あるいは刑事が悪魔に立ち向かうという映画はけっこう多い気がする。例えば、グレゴリー・ホブリット (Gregory Hoblit)監督による『悪魔を憐れむ歌』(Fallen)とか、ロバート・レズニコフ(Robert Resnikoff)監督による『ペンタグラム/悪魔の烙印』(The First Power)とか。

 

前者では、デンゼル・ワシントン(Denzel Washington)演じるフィラデルフィア警察のジョン・ホブズという刑事が悪魔に立ち向かい、後者ではルー・ダイアモンド・フィリップス(Lou Diamond Phillips)演じるロサンゼルス市警察のラス・ローガンという刑事が悪魔に立ち向かっている。

 

アメリカの警察官もなかなか大変だなあと思う。

 

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さて話を戻して、本作品には個人的になかなかグッと来る俳優陣が顔を揃えている。

 

謎に包まれた盲目の預言者役を演じるマルコム・マクダウェル(Malcolm McDowell)。

 

 

老いてお婆ちゃんめいてきたにも関わらず今でも数多くの作品で顔を見かけるルトガー・ハウアー(Rutger Hauer)。

 

 

そして最近おかしなハジけ方をしているように感じるコリー・フェルドマン(Corey Feldman)が、『ピンク・フラミンゴ』(Pink Flamingos)のディヴァインみたいなヴィジュアルでクイーニーという悪魔役として出演している。

 

 

というわけで、本作品の予告編映像が公開されているので、興味のある方はぜひご覧いただきたい。

 

 

 

 

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