ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲ことパトリック・ラフカディオ・ハーン (Patrick Lafcadio Hearn)が、自らの感覚で古き日本を歩きまわって独自の感性で見聞を広めたように、遠く故郷を離れてあてどなき夢想の旅を続けるぼくが、むじなと、そしてラフカディオと一緒に、見たり聞いたり匂ったり触ったりした、ぼくと、むじなと、ラフカディオの見聞録です。

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コリン・ハーディ監督による『ザ・ナン』の予告編映像公開は来週の水曜日だ!

コリン・ハーディ(Corin Hardy)監督による『ザ・ナン』(The Nun)の初となる公式予告編映像が、2018年6月13日(水曜日)、ついに公開となるらしい。

 

 

 

本作品は、マレーシア出身の映画監督ジェームズ・ワン(James Wan)によって描かれた超常現象映画『死霊館』(The Conjuring)をはじまりとする「ザ・コンジュリング・ユニバース」に属する最新作品であり、本作品群の時系列の中では最も古い時代、具体的には1952年のルーマニア修道院を舞台とする物語である。

 

ザ・コンジュリング・ユニバース愛好家の方はもちろんご存知だと思うが、この作品の基礎となっている『死霊館』とはどんな話なのかと言えば、数多くの超常現象を調査解明してきたアメリカの著名な超常現象研究家、エド&ロレインことウォーレン夫妻(Edward "Ed" Warren Miney and Lorraine Rita Warren)が、過去の調査対象の中で「このケース、やばくねえ?」としてこれまで封印してきた実際の体験をベースに描かれたホラー映画である。

 

細分化ジャンルで言えば前述のように、超常現象映画である。

 

まだ未鑑賞で気になる方のために、予告編を取り上げておこう。

 

 

またこの『死霊館』には『死霊館 エンフィールド事件』(The Conjuring 2)という続編もあり、こちらもジェームズ・ワンの監督によるものだが、この『死霊館 エンフィールド事件』のスピンオフ作品として製作されたのが、米国での公開予定を2018年9月7日に控えたコリン・ハーディ監督による『ザ・ナン』なのである。当初は7月の公開が予定されていたが、延期となっている。

 

せっかくなので『死霊館 エンフィールド事件』の予告編も取り上げておくよ。

 

 

 

また別筋として、第一作目の『死霊館』のスピンオフ展開もなされていて、そちらのほうではスピンオフのさらなる展開もあり、二作品製作されている。

 

死霊館』の前日譚として描かれたジョン・R・レオネッティ(John Robert Leonetti)監督による『アナベル 死霊館の人形』(Annabelle)と、そのまた前日譚としてのデヴィッド・F・サンドバーグ(David F. Sandberg)監督によって描かれた『アナベル 死霊人形の誕生』(Annabelle: Creation)である。

 

それでは二作品の予告編も取り上げておこう。

 

 

 

 

ぼくは後者の『アナベル 死霊人形の誕生』に関しては未鑑賞だが、このザ・コンジュリング・ユニバースに関して一貫して言えることは、それほど面白くはないということ。まあそんな中でも一番面白かったのは、『死霊館 エンフィールド事件』かな。

 

だから、その前日譚としての『ザ・ナン』はちょっと期待している。プラスアルファとしての注目点は、悪魔ヴァラクを前作から引き続き演じるボニー・アーロンズ(Bonnie Aarons)の存在かもね。

 

 

もうひとつ、『死霊館 エンフィールド事件』の別軸スピンオフとして、「へそ曲がり男(The crooked man)」にスポットを当てた作品も準備中だという話もあるが、そちらの詳細や公開時期に関しては、ぼくが知る限りではまだベールに包まれたままである。ちなみに作品中でへそ曲がり男を演じているのは、ご存知ハビエル・ボテット(Javier Botet)、いまやなかなかの売れっ子である。同作品は、前述のボニー・アーロンズとハビエル・ボテットが支えていると言っても、個人的な視点から言えばだが、過言ではない。

 

 

しかしながら、映画作品視点で『エンフィールド事件』のどこがよかったかと言えば、これは以前にも当ウェブログで触れているかもしれないが、前述の悪魔ヴァラクとへそ曲がり男の存在に加え、エド・ウォーレン役のパトリック・ウィルソン(Patrick Wilson)がプレスリーを真似て歌う『Can't Help Falling In Love』とか、へそ曲がり男の歌とか、あとはベンジャミン・ハイ(Benjamin Haigh)が演じるビリーがクッキーを食べすぎて喉が渇くところとか、これまた個人的な視点だがけっこうあるので、未鑑賞の方には少しおすすめしたい。しかし、そうなるとまずは第一作目を観なければいけなくなるだろから・・・、それほど強烈におすすめすべきことではないかもしれないな。

 

とまあそんなわけえ、来る来週の6月13日(水曜日)、日本時間だと水曜日の夜中か木曜日になるかもしれないけれど、『ザ・ナン』の初となる予告編映像を待たれよ!

 

 

 

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