ニュージーランド最大最恐のお化け屋敷を描いたドキュメンタリー映画『SPOOKERS』、そこにあるのは単なる恐怖だけではないのだ。
ここしばらく、遊園地って場所に足を踏み入れていない。最後に行ったのは確か東京ディズニーランドだったと思うけれど、もうずいぶん昔のことだなあ。
子供の頃にはけっこう頻繁に、いや頻繁と言っても近所に遊園地があったわけではないのだけれど、両親が仕事の都合で東京に出ることが多く、さらには東京に母の妹が住んでいたので、幼いぼくは時々父や母に連れられて東京に出ることが割りと頻繁にあった。そんな時、仕事の用件が済んでしまうと、母の妹と待ち合わせなんかして、遊園地だったり動物園だったりによく連れて行ってもらった記憶がある。
東京の動物園と言えばもちろん“上野動物園”、そして東京の遊園地と言えばぼくの経験からすれば浅草の“花やしき”だった。どちらも、もうずいぶん長い間訪れていないので、すっかり様子も変わってしまったかもしれないなあ。ちなみにぼくは一時、“としまえん”の目と鼻の先に住んでいたことがあるが、遊園地としてのとしまえんに行った回数はわずかに2回だけ。だから土地としての豊島園には思い出があるが、遊園地としてのとしまえんにはほとんど思い入れはない。いまでは温泉施設や映画館なんかが出来ていてずいぶんと賑やかになっているようだが、ぼくが住んでいる頃にはとしまえんしかなかったし、夏のプール解放の時期以外はさあ、潰れるんじゃないのかってくらい閑散としていたように記憶している。
ところで、遊園地で最も好きなアトラクションと言えば、個人的にはもちろん“お化け屋敷”、東京ディズニーランドでいうならばホーンテッドマンションだね。初めて東京ディズニーランドを訪れた時には、あのホーンテッドマンションのクオリティーの高さにとんでもない衝撃を受けたことをよく覚えている。あれはお化け屋敷と言うよりも、エンターテインメントだよね。
一方では、日本の遊園地にある昔ながらのおどろおどろしいお化け屋敷ってものも味があって好きだったけれど、多くの遊園地では老朽化などの理由で往年のクラシカルなお化け屋敷はずいぶんなくなってしまったという話も耳にする。
今日本にはどのくらいの数のお化け屋敷が存在するのだろうか?
というわけで今回は、海外のお化け屋敷をテーマにしたドキュメンタリー映画の話題を取り上げたい。
南半球で最も成功を収めていると言われるお化け屋敷“Spookers”と、そこで人々に恐怖を提供している“家族”を描き出したドキュメンタリー作品、フロリアン・ハビット(Florian Habicht)監督による『Spookers』である。
このSpookersがあるのはニュージーランド。同国最大の都市オークランドから45キロほど離れた郊外にある“元精神病院”だったという場所に位置しているらしい。
さて、まずはそのお化け屋敷のプロモーション映像をご覧いただきたい。
これはもうずいぶん前に公開されたプロモーション映像だが、これを観る限りだとお化け屋敷っていうか・・・、ホラー映画ばりの恐怖の精神病院じゃねえのかと思うけれど・・・。昨今の日本にもこういうタイプのお化け屋敷は存在するみたいだが、海外のこういうことに対するパフォーマンスってクオリティー高いからなあ。こんな感じならちょっと行ってみたい気がする。
そして、このお化け屋敷を描いたドキュメンタリー作品自体は、2017年4月30日にカナダのトロントでおこわなれる“Hot Docs festival”でワールドプレミアとなる予定だそうであるが、その初演に向けて、公式の予告編が公開されているので、興味のある方は是非ご覧いただきたい。
映像を観る限りだとずいぶん大人気のようだけれど、実はこの場所は単に人々に恐怖を提供しているだけではなく、人々の恐怖を取り除くような場所でもあるらしいよ。ちなみにこのお化け屋敷の詳細に関しては、こちらの公式ウェブサイトでご覧いただきたい。
では、最後に予告編をどうぞ。
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