ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲ことパトリック・ラフカディオ・ハーン (Patrick Lafcadio Hearn)が、自らの感覚で古き日本を歩きまわって独自の感性で見聞を広めたように、遠く故郷を離れてあてどなき夢想の旅を続けるぼくが、むじなと、そしてラフカディオと一緒に、見たり聞いたり匂ったり触ったりした、ぼくと、むじなと、ラフカディオの見聞録です。

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2017年3月29日に、A・ムスキエティ版『イット』の初ティザー映像が公開されるよ!

It

 

2017年9月8日に米国での公開が予定されている、アンディ・ムスキエティ(Andrés Muschietti)監督の『イット』(It)前編については、このウェブログでも度々触れてきているが、飽きもせず再びこの話題を取り上げたい。

 

なぜなら、なんと遂に本作品の初となるティザー映像が(効果音:ドラムロール)、公開されるのである!

 

昨今の特にアメリカ映画のプロモーションの傾向として、本編はおろか、本編の予告編に対するティザーまでをも事前に公開して、無駄に話題を呼びたがる。つまり予告編の公開日を告知するための予告編を公開するという手法である。

 

親亀の背中に乗るのは子亀一匹で十分なのに、その子亀の背中にさらに孫亀までのせてくるという、見様によってはちょっと下品な悪徳商法の匂いさえするが・・・、まあそれはさておき。

 

そして、なぜぼくがティザー映像公開日を事前に知り得たかということも、上記のような孫亀的なプロモーションによってであり、この『イット』に関しても同様の手法が使用されているのだが、まあ本作品に関して言えば、比較的上品な手法が採られている。

 

実は現在、監督であるアンディ・ムスキエティのインスタグラム上に、数日前から謎の写真が公開され続けているのである。

 

ではまず、そちらをご覧いただこう。

 

 

こちらが2017年3月23日付で公開された写真である。“6”という数字が書かれた風船が写ったやや古ぼけたようなモノクロ写真である。「で?これが何なの?」と思われるかもしれないが、続いて翌3月24日以降の投稿をご覧いただきたい。

 

 

 

 

 

勘の鋭い方もそうでない方も、もうおわかりだと思う。これはカウントダウンなのである。

 

そしてアンディ・ムスキエティがこの時期にあえてカウントダウンするものとは紛れもなく、先日行われたSXSW(サウス・バイ・サウスウエスト、South by Southwest)の会場で、関係者のみに初公開されたと言われている『イット』のティザー映像の一般公開日だろ!と、口々に噂されている。

 

ただ本人が断言しているわけではないので、もしかしたらごく個人的な例えば母親の誕生日のカウントダウンかもしれないという可能性は否定できない。

 

しかしさらに、彼の姉であり『イット』のプロデューサーの一人でもあるバーバラ・ムスキエティ(Barbara Muschietti)のインスタグラムにも、以下のような写真が公開されている。

 

 

What is 22 + 7? @wyattoleff @jackdgrazer #stanleyuris #eddiekaspbrak #itthemovie

Barbie Musさん(@barbaramus)がシェアした投稿 -

 

この投稿で注目していただきたいのは、写真自体ではなく添えられたコメントなのであるが、ちなみに写真に写っているふたりの少年は、本作品に登場する“ルーザーズ・クラブ”(The Losers' Club)のメンバー、左からスタンリー(スタン)・エリス(Stanley Uris)役のワイヤット・オレフ(Wyatt Oleff)と 、エドワード(エディ)・カスプブラク(Eddie Kaspbrak)役のジャック・ディラン・グラザー(Jack Dylan Grazer)である。

 

そして問題の、バーバラのコメントに目をやると、「What is 22 + 7」と書かれている。22と7の合計は“29”、つまり前述のアンディ・ムスキエティのカウントダウンがはじまる前日に、すでに彼女によって“29”日に何かが起こることが示唆されていたのである。

 

このことから察するに、おそらく現地時間の2017年3月29日に『イット』の初となるティザー映像が一般公開されるはずである。もう明日だよ!公開は配給元であるワーナー・ブラザース・ピクチャーズ(Warner Bros. Pictures)の公式YouTubeチャンネルあたりではないのかと思うのだが、アンディおよびバーバラがソーシャルメディア上で公開するということも考えられる。

 

そしてさらに、同ワーナー・ブラザース・ピクチャーズから、ティザー映像公開に先駆けて本作品の新たな写真が3枚公開されたということである。おそらくはティザー映像に登場するシーンだと考えられる。

 

It

 

It

 

It

all image source : New "IT" Photos Tease First Trailer - Dark Horizons

 

というわけで、興奮気味に何度も言うが、ティザー映像公開はもう明日だよ!

 

ぜひお楽しみに。

 

さて最後に、もう明日まで待てないよ!という方のための鎮痛剤として、1990年のトミー・リー・ウォーレスTommy Lee Wallace)版『イット』の予告編を取り上げておく。こちらは公式のものなのか、あるいは個人が編集しなおしたファンメイドなのかは定かではないが、予告編としてはわりとよく出来ていると思う。

 

興味のある方はぜひ、ご覧いただきたい。これを何千回も繰り返し観ている間に、明日はやってくるさ。

 

 

 

 

Stephen King's It [VHS] [Import]

Stephen King's It [VHS] [Import]

 

 

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