ルークもレイアもお家へ帰ろう、フランスのアーティストが描くハートウォームでギークな家族の背中アートが素敵。
フランスを拠点としてアニメーション業界のデザイナーとして活動しているアンドリー・シャンゴ・ラジョリーナ(Andry "Shango" Rajoelina)さん。
彼はプライベートな時間を使ってとても可愛いギークアートを制作し続けている。
今回はそんな彼の作品の中から、映画やアニメ、そしてゲームに登場するキャラクターたちにスポットを当てた“家族”(Family)アートを取り上げてみたい。
この家族アートとはなんぞやということだけれど、あるひとつの作品内に登場するキャラクターを家族として捉えて、そのキャラクターたちがおそらく夕暮れに手を繋いでお家に帰ってゆくところを後ろから見送っているようなアート、別な言い方をすれば“お家に帰ろう”アートとも呼べるかもしれない。
なにはともあれ見ていただくのが早いと思う。
こちらはジョージ・ルーカスの『スター・ウォーズ』(Star Wars)から、ダース・ベイダーことアナキン・スカイウォーカー、そして子供たちはルークとレイア、これはまさに完全な家族でお家へ帰ろうのシーンだね。
同じく『スター・ウォーズ』から、チューバッカとハン・ソロとランド・カルリジアン。
チューバッカはお父さんじゃないし、ランドとは喧嘩もしたけれど、でも最後は一緒にお家に帰ろう。ハン・ソロは水鉄砲もってるね。
スティーヴン・スピルバーグの『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』(Indiana Jones and the Last Crusade)からは、もちろんお父さんのヘンリー・ジョーンズと息子のインディ、インディの鞭が縄跳びになっている!
永遠にぼくが愛する映画、リチャード・ドナーの『グーニーズ』(The Goonies)から、グーニーズのメンバーと、メンバーではないが成り行きで行動を共にする羽目になるマイキーの兄ブランドン・ウォルシュ、そしてアンドレア・カーマイケルスとテファニー・スタインブレンナー、お父さん役はスロースことロトニー・フラッテリー。
チャンクがスロースになつき過ぎ・・・、そしてデータの靴からオイル漏れ過ぎ・・・。これ、フラッテリーの家族バージョンも出来ると思うなあ。
ロバート・ゼメキスの『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(Back to the Future)から、ドクことエメット・ブラウンとマーティー・マクフライ。
ある意味では親子のような絆があるよね、この二人。
そして最後は、アイヴァン・ライトマンの『ゴーストバスターズ2』(Ghost Busters II)から、メンバーと例の自由の女神!
マシュマロマンじゃないのか〜と思ったけど、ちゃんと登場している。
image source : https://www.instagram.com/andryshango/
とまあこんな感じに、アンドリーさんは素敵なアート作品を生み出している。この家族シリーズには他にもたくさんあるので、興味のある方は、コチラ(Instagram)やコチラ(Facebook)を訪れてみてね。どうやら作品の販売もしているようだよ。
この作品群、個人的にはとっても好き、そしてなぜか少し切なくもなる、いい作品だなあ。最後に説明無しでもうひとつだけ。
映画:日曜日の午前中に最適なゾンビ映画、スタイリシュでスピード感のある『DEEP 6』。
映画: 祖母から語り聞かされた森の秘密、降りかかる災厄から身を守る『THE BIRCH』の魔術。 - ぼくと、むじなと、ラフカディオ。
映画: デヴィッド・F・サンドバーグ作品には欠かせない、ロッタ・ロステンという女優。
アニメーション:少年は宇宙を掌の中に握りしめている、壮大な生命的宇宙観を想起させるアニメーション作品『EXODE』。
映画: 見ざる言わざる聞かざるの恐怖、三猿な短編ホラー映画『THREE WISE MONKEYS』の不気味な猿神。
映画: 盲目のジェダイ侍vs.シスの歌舞伎暗黒卿、スター・ウォーズ時代劇『Star Wars Samurai : The Blind Jedi』が奇妙で素敵。
映画: 物置にいる白い布をかぶった恐怖、デヴィッド・F・サンドバーグ監督の『ATTIC PANIC』。
映画: 南米エペクエン廃墟の恐怖、ルチアーノ・オネッティ最新作『Los Olvidados / What the Waters Left Behind』。
月白貉