スティーヴン・キング原作の“手錠プレイ”ホラー、マイク・フラナガン監督『ジェラルドのゲーム』
2017年9月現在、アンディ・ムスキエティ(Andrés Muschietti)監督によるホラー映画『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。 』(It)が米国で大旋風を巻き起こしている。
本作品の邦題を見る度に、そのひどすぎる邦題に溜息どころか嘔吐しそうになるが、まあそれを差し引いても、日本公開日である2017年11月3日は少しだけ待ち遠しい。
ところでこの『イット』の原作者と言えば、もちろん米国ホラー界の重鎮、マスター・オブ・ホラーの異名を持つ御大スティーヴン・キング(Stephen Edwin King)であるが、この2017年には、キングの小説を原作とする映像作品がやけに多い。
つい先日公開された前述の『イット』をはじめ、米国のケーブルTV局“Spike”(スパイク)によるテレビシリーズ版の『ミスト』(The Mist)、ニコライ・アーセル(Nikolaj Arcel)監督による映画『ダーク・タワー』(The Dark Tower)、そしてテレビシリーズ版『ミスター・メルセデス(原題:Mr. Mercedes)』と、ぼくの知るだけでもすでに四作品も公開あるいは放送されている。
そしてさらに、2017年中に公開が予定されている作品もまだまだ存在するのである。
今回取り上げるのはそのひとつ、NETFLIX限定で2017年9月29日に公開が予定されている、マイク・フラナガン(Mike Flanagan)監督による『ジェラルドのゲーム』(Gerald's Game)である。
Two weeks from today... only on @netflix. pic.twitter.com/XUE1gMLexw
— Mike Flanagan (@flanaganfilm) 2017年9月15日
本作品はもちろん、1992年に刊行されたキングの長編小説『ジェラルドのゲーム』を原作としている。
ぼくはこの原作は未読であるが、物語はNETFLIX公式によると以下のようなものである。
マンネリの性生活に刺激を求めて試したゲームが暗転。人里離れた別荘のベッドに手錠でつながれた妻のジェシーを襲う幻覚、過去の秘密。そして究極の選択が迫る。
まあ要するに、夫婦間の性生活に再び輝きを取り戻そうとして手錠を使ったプレイをしようとしたら、とんでもないことになったよ、という物語である。
手錠を使ったプレイが欧米でどの程度メジャーなものかは知り得ないが、ある程度変態プレイであろう。日本でもやっている人はやっていると思うけれど、ぼくは未体験ゾーンだし、あまりやりたいとは思わない。
さて、手錠をはめられちゃう妻のジェシーを演じるのは、カーラ・グギーノ(Carla Gugino)、そして手錠をはめちゃう夫をブルース・グリーンウッド(Bruce Greenwood)が演じている。
This is Jessie Burlingame. #gerarldsgame #stephenking #netflix. 📸 taken by the awesome #glenwilson on set in #alab… https://t.co/upv46ftiQy pic.twitter.com/nQ8W47QK0U
— Carla Gugino (@carlagugino) 2017年9月8日
というわけで、公開まで残りわずかとなった本作品の予告編映像が公開されているので、作品自体だけでなく、あるいは手錠プレイにちょっと興味のある方も、ぜひご覧いただきたい。
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月白貉 - Mujina Tsukishiro