現代に息づく恐怖の根源を描いたAmazonビデオ配信のホラー作品、アーロン・マーンケ製作『ロア（原題：Lore）』

9月もそろそろ終わりを迎えようとしている昨今、秋深まる10月が目前まで迫ってきている。

10月といえば、英語ではOctober、日本では神無月と呼ばれている。

Octoberというのはラテン語で「第八番目の」という意味を表す“octo”が語源となっている。あれ、十番目じゃないの？と思うかもしれないが、現在の暦ではなくローマ暦では年始を3月としているため10月は八番目の月なのである。

一方、神無月の語源に関しては明確にはわかっていない。漢字に関しても宛字だそうであるが、この漢字から連想してよく言われるのは、10月には出雲大社に全国の神々が集結して会議を執り行うため、出雲以外には神がいなくなるから神無月と呼ぶのだ、というものがある。しかしこれも特に根拠があるわけではないらしい。

さて、この10月の一大イベントと言えば、ご存知のようにハロウィンである。米国ではこの時期、ハロウィンをターゲットとした様々なホラー作品がひしめき合うことになる。日本でホラー作品がひしめき合うのは夏、特にお盆の頃だが、欧米ではハロウィンか、あるいは13日の金曜日であるのは言うまでもない。

というわけで、今回はハロウィンに向けて公開されるホラー作品を取り上げてみたい。

米国のAmazonビデオで2017年10月13日の金曜日から配信が予定されている、アーロン・マーンケ（Aaron Mahnke）製作の『ロア（原題：Lore）』というアンソロジー・シリーズである。

Lovely. pic.twitter.com/2wCdHnLA0x
— Aaron Mahnke (@amahnke) 2017年8月29日

本作品は同名のポッドキャストをベースとして製作されており、タイトルにある「Lore」とは「伝承」という意味を持っている。そしてタイトルの通り、物語は現代に息づく神話や伝説につながった現実の人々や出来事を描いているということである。つまり吸血鬼や狼男の伝説は真実に基づいているのだよ！というような物語みたいだね。

日本のAmazonビデオでの公開は現時点では未定のようだが、2017年中には公開されるようである。

というわけで、本作品の予告編映像が公開されているので、興味のある方はぜひご覧いただきたい。