ジェニファー・ローレンスのハニートラップに男はみんなイチコロ、フランシス・ローレンス監督『レッド・スパロー(原題:RED SPARROW)』
実に33年間、米国CIAのスパイとして海外での諜報活動に従事していたという経歴を持つ作家のジェイソン・マシューズ(Jason Matthews)。
そんな彼の代表作である同名のスパイ小説を原作とした映画作品『レッド・スパロー(原題:Red Sparrow)』が、2018年3月2日に米国公開を予定している。
監督を担うのは、『コンスタンティン』(Constantine)や『アイ・アム・レジェンド』(I Am Legend)で知られるフランシス・ローレンス(Francis Lawrence)、そして主演はジェニファー・ローレンス(Jennifer Lawrence)である。
個人的なことを言うと、ぼくはあまりジェニファー・ローレンスが好みではないが、最近はなかなか人気女優のようだね。近年様々な作品で顔を見かけるような気がする。
さて、彼女が本作品で演じているのは、ロシアのスパイでハニートラップ要員でもあるドミニカ・エゴロバという役柄である。元々はバレリーナを目指していたドミニカだったのだが、まあいろいろあってロシアのSVRに入ることになり、そこでスパイの訓練を受けることになる。SVRというのは、エスヴェーエルとも呼ばれるロシア対外情報庁のことである。
そしてハニートラップってなに?という方に簡単に説明を加えておくと、これはロシア政府の養蜂要員ではない。ハニートラップ(Honey Trap)とは、美形の女性スパイが男性を誘惑し、性的関係を利用して諜報活動を行う手口のことである。かつての冷戦時代、ソビエト連邦のKGBが得意としていたと言われている。ただこれは女性スパイが仕掛けるものには限っておらず、イケメンの男性スパイが女性を誘惑するケースもあるらしい。
ぼく自身は、街角で声を掛けられたセクシー美女の色仕掛けで、法外な値段の商品を買わされたり、あるいは酒場でビール一杯飲んだだけで30万円の料金を請求されたということはないが、そういうハニートラップ的な経験をしたことのある男性は、あるいは多いのではないだろうか。
しかし、場末の歓楽街の話ならまだしも、国家間でそんな悪徳詐欺みたいなことが行われていると思うとちょっとゾッとする。そして詳しいことは知らないが、おそらく違法行為であろう。もちろん映画などでしかみたことはないが、時にはベッドの上で事に及んでいる最中に殺されることもあるらしいからね。
というわけでつい先日、本作品初となる予告編映像が公開されているので、興味のある方はぜひご覧いただきたい。しかし、日常生活におけるハニートラップには十分ご注意いただきたい。
見知らぬ美女が無駄に胸元をあけて話しかけてきたら、大抵はハニートラップだと心得るべきであろう。しかし、女性の方に念のため言っておくが、イケメン男性がズボンのチャックをあけて話しかけてきたら、それはハニートラップではないので、それはそれでご注意いただきたい。
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