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ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲が自らの感覚で日本を歩きまわって見聞を広めたように、故郷を離れて旅を続けるぼくが、ぼくの感覚でその土地を歩き回って、見たり聞いたり嗅いだり触ったりした、ぼくの見聞録です。

荒廃した架空未来のトレジャーハンター『X-STORY』、ロシアのアーティストが描くクールなアニメーション。

映画

ロシアのサンクトペテルブルクに拠点を置くアーティスト、ヴィタリー・シューシュカ(Vitaly Shushuko)という人物が、3Dモデラー、コンポーザー、アニメーターなどとチームを組み、2年をかけて製作したというアニメーションを取り上げたい。

 

タイトルは『X-STORY』。

 

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image source : Vitaliy Shushko on Vimeo

 

架空の近未来を舞台にした、トレジャーハントの物語である。

 

まずはその本編を御覧いただきたい。

 

 

台詞は一切なく、スピーディーで迫力のある、けれどコミカルな展開、すごくおもしろい。

 

そして日本のアニメーションの影響を多分に受けていると感じる、あるいはオマージュに近いものなのかもしれない。

 

主人公が一昔前の日本アニメの主人公のような雰囲気を持っていることを筆頭に、彼の愛車は『アキラ』に登場する金田のバイクをイメージさせる。さらに主人公の左腕の義手は、まさに『コブラ』のサイコガン。 主人公自体のビジュアルはちょっと『あしたのジョー』の矢吹ジョーに見えるなあ、燃え尽きるようなシーンもあるし。手塚治虫とか、タイムボカンのシリーズみたいな影もある気がする。

 

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注目は後半部分、目当ての財宝が隠されている高い塔は『ドラゴンボール』のカリン塔を想起させるし、全体の雰囲気としては完全に『天空の城ラピュタ』の世界観を背負っていると感じる。塔の外観や内部、空中に浮かぶ球体のそれは正にラピュタ

 

最後にもちろん財宝の正体とは・・・、という部分も『天空の城ラピュタ』そのものである。

 

あの最終兵器はもしかしたら『千と千尋の神隠し』に出てくる巨大化した形態のカオナシがモデルなのかもしれない。

 

そういう観点から見てみると、また違った楽しみ方も出来る。

 

いろいろと予想を裏切られる展開も小気味よい、なかなかの秀作である。

 

それでは最後に、この『X-STORY』 の予告編をご覧いただこう。予告編は本編の後に観るのが、個人的には一番のオススメである。

 

 

 

 

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