小島秀夫の『デス・ストランディング』最新映像、ギレルモ・デル・トロ、そしてマッツ・ミケルセンが登場。
『メタルギアソリッドV』(METAL GEAR SOLID V)をコナミでの最後の作品として同企業を去った小島秀夫による新作ゲーム、PS4タイトルである『デス・ストランディング』 (Death Stranding)。
これは彼が立ち上げた新会社「コジマプロダクション」として初めて開発する完全新規のゲームタイトルであり、小島自身が企画・脚本・監督・ゲームデザインをすべて手掛けているという。
以下が「E3 2016」において公開されたティザー・トレーラーである。
冒頭には、ウィリアム・ブレイクの『無垢の予兆』の一節が引用されている。
一粒の砂に世界を、一輪の花に天国を見出すには、君のてのひらで無限を握り、この一瞬のうちに永遠をつかめ。
そして映像には、俳優のノーマン・リーダス(Norman Reedus)の姿が。
また小島はこのタイトルにある「ストランディング」の説明に、以下のような引用を使っている。
海産哺乳類が生きたまま座礁したり、死体が漂着したり、あるいは本来の生息域から離れ河川なそに迷入する現象を総称してストランディング(Stranding)と呼ぶ。単独のストランディングの多くは健康上の理由が主と思われるが、群が集団で座礁してしまうマス・ストランディングの原因については、地磁気説、地形説、寄生虫説など様々な推測がされているものの、未だに多くの謎を残している。
そしてゲームの詳細については今のところは話せないと述べつつ、「デス・ストランディング」はオープンワールドのオンライン・アクションゲームであり、 4KとHDRに対応しているとのことである。
そして再び、自身が愛好するという安部公房の「なわ」という文章を引用している。
「なわ」は「棒」とならんで、もっとも古い人間の「道具」の一つだった。「棒」は、悪い空間を遠ざけるために、「なわ」は、よい空間を引きよせるために、人類が発明した最初の友達だった。「なわ」と「棒」は、人間のいるところならば、どこにでもいた。いまでも、彼らは、まるで家族の一員のように、すべての住居に入り込み、住みついている。
安部公房「なわ」
どうやらこの「なわ」と「棒」というものが、本ゲームにおいての重要なキーワードになってくるようである。
詳細は以下の説明に詳しいので、興味のある方はご覧いただきたい。
そしてついに、この『デス・ストランディング』のティザー・トレーラーの第二弾が、先頃「The Game Awards 2016」にて公開された。
映像の中には、小島と親交のある映画監督ギレルモ・デル・トロと、俳優のマッツ・ミケルセン(Mads Mikkelsen)の姿が見受けられる。
image source: The Game Awards 2016 - Death Stranding World Premiere! - YouTube
最近ほとんどゲームなどやらなくなってしまったけれど、これはちょっと気になるなあ。
では、最新の『デス・ストランディング』のティザー・トレーラーをどうぞ。
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