ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲が自らの感覚で日本を歩きまわって見聞を広めたように、故郷を離れて旅を続けるぼくが、ぼくの感覚でその土地を歩き回って、見たり聞いたり嗅いだり触ったりした、ぼくの見聞録です。

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ヴァンパイアの生活に密着取材したモキュメンタリー、ブライアン・A・メトカルフ監督の『LIVING AMONG US』。

街を歩いていてすれ違う人々を見て、口には出さずともその人々の容姿に対して、意識的にせよ無意識的にせよ様々な思いを抱くことがある。

 

皆さんも当然のように思い当たる節があるに違いない。

 

例えば、美人だとか、太っているとかガリガリだとか、背が高いとか低いとか、映画俳優に似ているとか動物に似ているとか、いろいろある。

 

そんな中で個人的によく浮かび上がってくる思いとして、「あの人ヴァンパイアじゃないかなあ?」というものがある。

 

つまり、その容姿や立ち振舞、顔の表情や醸し出す雰囲気から察して、おそらく人間ではなく他の種族である、いわゆる吸血鬼だろう、ということである。もちろん厳密に確認したことはないので、彼らがヴァンパイアだったかどうかは定かではない。

 

こっそりと後をつけていったらやけにゴシックな洋館にたどり着いて、しばらく電信柱の陰で様子を伺っていたらエジプシャンみたいな小男が棺桶を引きずりながら庭を通り過ぎて、洋館の中からは女性の悲鳴らしきものが聞こえてきてとか、そういうところまでは追求したことはないし、直接的に「あなたはもしやヴァンパイアではありませんか?」と丁重に尋ねてみたこともない。

 

けれど確実にあれはヴァンパイアであろうと思われる人が稀に街中を闊歩している。

 

「ヴァンパイアは太陽の光が苦手なのに、昼の日中に街を歩いているのはおかしいだろ!」というお叱りを受けるかもしれないが、実は昨今のヴァンパイア事情では、特殊なボディクリームを塗ることにより太陽の光から体をガードできるのである。またこのボディクリームに関して昨今と述べたが、年代的に言えば19世紀の半ばにはすでにこれと同等のものが登場しており、おそらくヴァンパイアたちによる太陽光遮断技術はそれ以前にもかなり昔から発達を遂げていると言われている。また目に関して言えばサングラスあるいはゴーグルの類で十分ガードできるようであるが、こちらも近年は太陽光を遮断するコンタクトレンズを装着しているケースが多いようである。

 

またヴァンパイアの中には純血のものと、ハーフあるいはクォーターのものなどがいて、純血から遠ざかれば遠ざかるほど太陽光からの影響を受けにくくなる。さらに純血ヴァンパイアの中には特殊な薬品を定期的に体内に注入することにより、制限時間付きで一切太陽光の影響を受けないで日中に行動しているものもいる。これは俗に“DW”と言われるもので、後に文学作品や映画作品の中でもこの言葉がデイウォーカーとして使用されはじめるが、この言葉自体はさらに古くから存在し、厳密にはディーダブリューと発音する。

 

というわけで、無駄なヴァンパイア話が長くなったが、今回はそのヴァンパイアにちなんだ映画作品を取り上げたい。

 

ブライアン・A・メトカルフ(Brian A. Metcalf)監督による『Living Among Us』という作品である。

 

タイトルの意味としては「私たちの裏で生きている」というようなものだろうか。つまりこれはヴァンパイアたちのことを指し示すものである。

 

さて、本作品はどんな物語なのかと言えば、まあ直球で言うともちろんヴァンパイア映画なのであるが、他のヴァンパイア映画とは一味違ってる。なんと、あるドキュメンタリー制作チームがヴァンパイアの生活に密着取材するという、ファウンド・フッテージ的なモキュメンタリー映画なのである。

 

Living Among Us

image source : LIVING AMONG US Official Teaser Trailer

 

そして本作品のキャストに関してもなかなか気になるところであり、『ゲーム・オブ・スローンズ』(Game of Thrones)でロス役を演じていたエスメ・ビアンコ(Esmé Bianco)、ローランド・エメリッヒRoland Emmerich)監督の『インデペンデンス・デイ』(Independence Day)で名も無き青年役を演じていたアンドリュー・キーガン(Andrew Keegan)、『ミディアム 霊能者アリソン・デュボア』(Medium)でグレッグ・ワット役を演じていたでトーマス・イアン・ニコラス(Thomas Ian Nicholas)、ペニー・マーシャル(Penny Marshall)監督の『ビッグ』(Big)でポール役を演じていたジョン・ハードJohn Heard)、クエンティン・タランティーノ(Quentin Jerome Tarantino)監督の『ジャンゴ 繋がれざる者』(Django Unchained)でディッキー・スペック役を演じていたジェームズ・ルッソ(James Russo)などが出演している。

 

またもう一人、特に個人的な注目株としては、スティーブン・キング(Stephen Edwin King)の同名小説を原作としたフランク・ダラボン(Frank Darabont)監督の映画、『ショーシャンクの空に』(The Shawshank Redemption)、『グリーンマイル』(The Green Mile)、『ミスト』(The Mist)の3作全てに出演しているウィリアム・サドラー(William Sadler)、彼は他にもレニー・ハーリン(Renny Harlin)監督による『ダイ・ハード2』(Die Hard 2: Die Harder)のスチュアート大佐役や、ピーター・ヒューイット(Pete Hewitt)監督による『ビルとテッドの地獄旅行』(Bill & Ted's Bogus Journey)の“死神”グリム・リーパー役などを演じている。

 

とまあそんなわけで、ドキュメンタリー番組のスタッフ以外はおそらくすべてヴァンパイアなこの作品の予告編が公開されているので、興味のある方、ぼくと同じくヴァンパイアの存在を信じてやまない方、そして我こそはヴァンパイアだという方は、是非にもご覧いただきたい。

 

 

 

 

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月白貉 - Mujina Tsukishiro