ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲ことパトリック・ラフカディオ・ハーン (Patrick Lafcadio Hearn)が、自らの感覚で古き日本を歩きまわって独自の感性で見聞を広めたように、遠く故郷を離れてあてどなき夢想の旅を続けるぼくが、むじなと、そしてラフカディオと一緒に、見たり聞いたり匂ったり触ったりした、ぼくと、むじなと、ラフカディオの見聞録です。

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『ロード・オブ・ザ・リング』のガンダルフと巡る、素晴らしいニュージーランドの旅。

時々ふと、ピーター・ジャクソン(Sir Peter Robert Jackson)の『ロード・オブ・ザ・リング』(The Lord of the Rings)が観返したくなることがある。

 

 

幸運なことに三作とも手元にDVDがあるので、そんな時は迷わず観返す、もちろんお酒を飲みながら。

 

J・R・R・トールキン(John Ronald Reuel Tolkien)の原作を読んだのはもうずいぶん昔のことだけれど、はじめて実写で映画化されるという話がアメリカの映画雑誌に掲載されたのを目にした時の驚きを今でも覚えている。そして公開当時に映画館に足を運んで、もちろんさらに驚いた。

 

監督のピーター・ジャクソンニュージーランド出身だからという理由かどうかはよく知らないが、本作品はニュージーランドをロケ地として大規模な撮影が行われたことでもよく知られている。その後日本でも様々な旅行会社が“中つ国”を巡ろう!という企画のニュージーランド旅行のツアーを打ち立てているし、ニュージランド政府自体もそれを観光の要のひとつにしているようである。

 

ぼくは残念ながらニュージーランドには行ったことがないが、もし機会があれば行ってみたいなあと、映画を観返す度に思っている。

 

さて今回取り上げるのは、そんな『ロード・オブ・ザ・リング』な話題。

 

写真家のアクヒル・ズハース(Akhil Suhas)さん、たぶんインドの人だと思うのだけれど、彼が『ロード・オブ・ザ・リング』をコンセプトとして、ニュージランドを旅しながら撮影した風景写真を公開している。

 

そのタイトルは『Gandalf The Guide』。

 

なんと彼は六ヶ月という長期間に渡ってニュージーランドを旅して、この写真集を完成させている。異国を六ヶ月も旅するなんて、『ロード・オブ・ザ・リング』は別として、なんだか羨ましいなあと思ってしまう。

 

さて、何がガンダルフなのかは、その写真をご覧いただけばわかるはず。

 

 

 

 

 

ガンダルフのコスプレは若干ラフで地味だけれど・・・、写真自体はとても美しい、そしてやろうと思ってもそう簡単にはなかなか出来ないと思う。

 

これを例えば、旅の仲間全員でやろう!ってことになっちゃうと、良さがなくなってしまうはず。ガンダルフひとりが立っている物悲しさと、ちょっとしたシュールさみたいなものに良さがある。

 

彼のインスタグラムにはこの他にも、ガンダルフと共に巡るニュージーランドの写真がたくさん公開されているので、興味のある方はぜひご覧いただきたい、コチラからどうぞ。

 

さて最後に、航空会社エア・ニュージーランドのセーフティ・ビデオをご覧頂いて、お開きとしたい。

 

 

 

 

 

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