ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲ことパトリック・ラフカディオ・ハーン (Patrick Lafcadio Hearn)が、自らの感覚で古き日本を歩きまわって独自の感性で見聞を広めたように、遠く故郷を離れてあてどなき夢想の旅を続けるぼくが、むじなと、そしてラフカディオと一緒に、見たり聞いたり匂ったり触ったりした、ぼくと、むじなと、ラフカディオの見聞録です。

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S・キングとJ・J・エイブラムスの強力タッグ再び、Huluが放つ最新作『キャッスルロック』(CASTLE ROCK)の謎。

スティーヴン・スピルバーグの申し子J・J・エイブラムスが所有するバッド・ロボット・プロダクションズ(Bad Robot Productions)のツイッターに、謎のツイートが投稿されている。

 

 

実はこれは、アメリカホラー文学界の巨人、マスター・オブ・ホラーことスティーヴン・キングJ・J・エイブラムスがタッグを組んで放つ第二弾目の作品『キャッスルロック』(Castle Rock)へのティザー的招待状なのである。

 

第一弾目はご存じの方も多いと思うが、スティーヴン・キング原作の『11/22/63』を映像化した同名の作品、ジョン・F・ケネディ暗殺の真相を描いた連続TVドラマシリーズ『11/22/63』(11.22.63)である。

 

 

このタイトルはもちろん、1963年11月22日、第35代アメリカ合衆国大統領ジョン・F・ケネディ暗殺の日を表している。

 

そして現在話題となっているのが、その強力タッグの新作プロジェクト、Hulu限定で放送予定の『キャッスルロック』なのである。

 

 

現時点では未だ謎に包まれている本作品であるが、このタイトルになっている『キャッスルロック』とはもちろん、スティーヴン・キング作品でお馴染みの例の田舎町であることは言うまでもない。

 

Castle Rock

image source : CASTLE ROCK

 

この場所はニューイングランドメイン州にあるとされる架空の街であり、『デッド・ゾーン』(The Dead Zone)以降、『クージョ』(Cujo)、『スタンド・バイ・ミー 』(The Body)、『オットーおじさんのトラック』(Uncle Otto's Truck)、『ダーク・ハーフ』(The Dark Half)、『ニードフル・シングス』(Needful Things)などなど、様々な作品の舞台として描かれている。

 

DEAD ZONE
 
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この手法はキングが敬愛するかのH・P・ラヴクラフトが自身の作品群の舞台として描き出したアーカム、ダニッチ、インスマスといった“架空の街作戦”に擬えたものだそうである。

 

といわけで、前述のツイッターのメモ書きを辿ってみると、以下の動画にたどり着く。興味のある方はぜひご覧いただきたい。ちなみにメモ書きに記された言葉「WHAT IS THE HOAX IN THE FOREST?」ってなんだろうか、森の、いたずら?

 

 

 

 

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映画これがホラー映画の“マナー”『NIGHT OF THE SLASHER』、スラッシャーの“決まりごと”よ永遠に。 - ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

映画地獄と最悪がそこにある、ジョン・カーペンターを彷彿とさせる新たな恐怖神話『THE VOID』。

映画プルイット・テイラー・ヴィンス怪演、悪魔に取り憑かれた画家を描く『THE DEVIL'S CANDY』。

映画人工妊娠中絶をテーマに扱ったホラー映画『BLESSED ARE THE CHILDREN』、それは一体誰の復讐なのか。

ミュージックビデオ狂気のサーカス逆再生、LENINGRADのミュージック・ビデオ『KOLSHIK』。

映画地下道にある異界の入口を描いた『ПЕРЕХОД - THE CROSSING』、新宿にもこんな場所があるかもしれない。

 

 

月白貉