ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲ことパトリック・ラフカディオ・ハーン (Patrick Lafcadio Hearn)が、自らの感覚で古き日本を歩きまわって独自の感性で見聞を広めたように、遠く故郷を離れてあてどなき夢想の旅を続けるぼくが、むじなと、そしてラフカディオと一緒に、見たり聞いたり匂ったり触ったりした、ぼくと、むじなと、ラフカディオの見聞録です。

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2016-02-25から1日間の記事一覧

「一番好きな映画は何?」という未来永劫繰り返されるであろう愚問

先日、二十年ぶりくらいに、未だ最後まで鑑賞し切ることのできなかったアンドレイ・タルコフスキーの作品に再び挑み、最後まで眠りにつくことなく鑑賞し終えた。 ちなみにその作品は「ノスタルジア」(Nostalghia)であるが。 ノスタルジア [Blu-ray] 出版社…

小池婆の怪(其ノ参)- 松江百景異聞 -

「松江百景異聞 - 小池婆の怪 -」も今回で其ノ参を迎える。 これまでの話、其ノ壱と其ノ弐を未読の方は、以下にその道程を標すので、お暇があれば読んでいただけると幸いである。 さて、これまでに二つのタイプの小池婆の話、「小池婆タイプA - 草鞋取型 -」…

ぼくの東京物語

先日、初対面のある人と話をしていて、ぼくが東京にずっと住んでいたことを話すと、こんなことを言っていた。 「わたしもしばらく東京で暮らしていたことがあるんですよ、ずいぶん長く。そして、こっちに帰って来て思ったけれど、 東京に比べたら田舎ってや…