ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲ことパトリック・ラフカディオ・ハーン (Patrick Lafcadio Hearn)が、自らの感覚で古き日本を歩きまわって独自の感性で見聞を広めたように、遠く故郷を離れてあてどなき夢想の旅を続けるぼくが、むじなと、そしてラフカディオと一緒に、見たり聞いたり匂ったり触ったりした、ぼくと、むじなと、ラフカディオの見聞録です。

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2020-08-04から1日間の記事一覧

あの日から続くもの。

今から二年と数ヶ月前のある日、ぼくは湖のほとりで、その初老の紳士とはじめて言葉をかわした。 紳士という表現は、あまり当てはまらないかもしれない。その出で立ちはとてもポップで、髪の毛はたくさんの白に適度に黒が混じった短髪、色彩豊かだが上品な色…