ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲ことパトリック・ラフカディオ・ハーン (Patrick Lafcadio Hearn)が、自らの感覚で古き日本を歩きまわって独自の感性で見聞を広めたように、遠く故郷を離れてあてどなき夢想の旅を続けるぼくが、むじなと、そしてラフカディオと一緒に、見たり聞いたり匂ったり触ったりした、ぼくと、むじなと、ラフカディオの見聞録です。

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2015-08-19から1日間の記事一覧

太陽

結局、幸運なことにその日は太陽が昇るまで、疲れきったぼくたち二人のしばしの休息を邪魔するものは現れなかった。 辺りが明るくなりかけた早朝に、ぼくはやっと気が少し抜けて微睡みだしたのだが、公園の管理人らしき老人が門を解錠して入り口を開き公園内…