ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲ことパトリック・ラフカディオ・ハーン (Patrick Lafcadio Hearn)が、自らの感覚で古き日本を歩きまわって独自の感性で見聞を広めたように、遠く故郷を離れてあてどなき夢想の旅を続けるぼくが、むじなと、そしてラフカディオと一緒に、見たり聞いたり匂ったり触ったりした、ぼくと、むじなと、ラフカディオの見聞録です。

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2015-12-18から1日間の記事一覧

雪男

ある冬の日の日曜日、 父と母と兄とぼくの家族四人で、台所のテーブルを囲み朝ごはんを食べていると、兄が急に立ち上がって冷蔵庫の方にゆき冷凍室の扉を開けると、中からビニール袋に包まれた肉の塊のようなものを持ってテーブルに戻ってきた。 他の三人は…