どこまでも

ぼくは東京に住んでいる頃、つらいことや、やりきれないことや、どうしていいのかわからないことがあると、あてもなく、ひたすら街を歩きました。 別にその行為に、気分の浄化作用があるとか、そんなことはどうでもよくて、ただ歩きたくなるんです。 なんでだろう? 何かを探してるのかなあ。 ひとりぽっちで、ずいぶん街…