桑畑三十郎が飲んでいる赤ワインには、ジビエなつまみが合う蜃気楼日記。

もうこれ以上酸素が吸えないと思うところから、冒険がはじまるのさ。 我に近寄らば呪われる、そんなくらいが、ちょうどいい。はい、ちょうどいい。我が呪いを甘んじるものは、近付きたまえ。 なんだかふと思ったが、ぼくは50歳くらいになったら、大きなバックパックひとつ背負って、旅に出るんじゃないだろうか。そしてそ…