祖父が教えてくれた、ハイパーコックリさんの話。

ぼくが小学生の頃だったと記憶しているが、学校でコックリさんというものが大いに流行ったことがあった。 コックリさんとは一種の占いのようなもので、一枚の大きな白い紙を用意して、その紙に鳥居の絵と五十音、零から九までの数字、そして「はい」と「いいえ」の文字を書き入れる。その紙の上に五円とか十円の硬貨を置き…