午前0時なので、誰も読まないであろう、本当は怖い普通の階段の怪談。

大学生の頃に、個人経営のカラオケボックスでアルバイトをしていた。 三階建の小さなビルを利用した店で、一階に受付と厨房、そして団体用の広い個室が一室、二階に中型と小型の個室合わせて八室の、合計九室しかない小規模のカラオケボックスだった。ちなみに三階はオーナーが経営する不動産会社の事務所だった。 ぼくは…