ローデンスタインの太陽

この五日間で、思いもよらず物語は大きな展開をみせる。ぼくがこれから生きてゆく上でとても大切なことが、ふたつ動き出した。 真夜中の広野を進む疲れ果てたぼくはある日、薄明かりをたずさえたキャラバンに遭遇する。 すれ違うそのキャラバンの中に二人、不思議な鉱物を首に下げた盲目の僧侶が混じっている。そしてすれ…