二番目の男

「私は、何かに立ち向かえているのでしょうか・・・、それ以前に、私はいったい何に立ち向かっていたのでしょうか・・・、こんな出鱈目な存在が、いまの世界を掌握しているのですか・・・」 浦島さんが自らの手だけでねじり切った「セカンド」と呼ばれるその男の首は、 首だけになってもずいぶん長い間、ぼくには理解出来…