河童ご飯

近所にある川縁でため息をついてしかめっ面をしていたら、 川からカッパが上がってきて、 へんてこな水草がたくさん絡み付いた木の枝で頭をコツンと叩かれた。 「おいおまえ、さいきん朝ご飯はたべんのか?」 とカッパは言った。 そういえばここ数ヶ月、 自分が朝ご飯を食べていないことに気が付いた。 「ああ、そういえば…