足留め布袋【其ノ弐】- 松江百景

松江百景、「足留め布袋」の続きを話すことにする。 「・・・そしたらね、その数日後になくなってるんですよ、布袋様と猩々が。 だから、あれっと思って、連れがね捨ててしまったんじゃないかと思って慌てて聞いてみたら、いくらなんでもだまってそんな捨てたりはしないってことでして、まあそりゃあそうだと思ってね。じ…