『ポルターガイスト』の子役だったオリヴァー・ロビンス監督/主演のホラー映画『セレブリティ・クラッシュ(原題:Celebrity Crush)』
昨年2017年8月26日に惜しまれながらもこの世を去ってしまったトビー・フーパー(Tobe Hooper)監督、フーパーと言えばやはり『悪魔のいけにえ』(The Texas Chain Saw Massacre)なくしては語れないのだが、それ以外にも数多くの名作を世に送り出している。
個人的なチョイスで言えば、そのひとつはやはり『ポルターガイスト』(Poltergeist)であろう。
『悪魔のいけにえ』に感銘を受けたスティーヴン・スピルバーグ(Steven Allan Spielberg)が、自身が脚本および製作を担う同作品の監督にフーパーを抜擢したと言われており、しかしながら完成した作品が常軌を逸して恐ろしかったために、「おまえやり過ぎだよ、バカか。」とフーパーは大目玉を喰らったという、嘘か本当か知らないが、そんな逸話も残っている。
また同作品は呪われた作品だとも言われており、全三部作製作された中で、出演者や関係者が相次いで死亡しているとされているが、実際にそれぞれの死因に目を向けてみると、実は当たり前の死因だったりするので、もし興味のある方は自分でお調べいただきたい。自分で調べるのが面倒くさい方は、確か以下の記事でその説明をしたはずなので、ご覧いただきたい。
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さて、この『ポルターガイスト』およびブライアン・ギブソン(Brian Gibson)監督による『ポルターガイスト2』 (Poltergeist II: The Other Side)でフリーリング家の長男ロビー役を演じているオリヴァー・ロビンス(Oliver Robins)という俳優がいるのだが、彼は『ポルターガイスト2』以降は俳優を引退し脚本および監督業に転向したそうである。
ところがなんとこの2018年に、彼が監督並びに主演を務めるホラー映画が公開されるらしい。
タイトルは『セレブリティ・クラッシュ(原題:Celebrity Crush)』。
物語の概要だが、 1985年に公開された(たぶん架空の)B級ホラー映画『チェイン・フェイス・クラウン(原題:CHAIN-FACE CLOWN)』という作品にまつわる異常な女性ストーカーの物語らしく、オリヴァー・ロビンスは同作品に当時出演していたジョナサン・ブレイクリー(Jonathan Blakely)という名の俳優役を演じている。
『ポルターガイスト』および『ポルターガイスト2』の作品中で実質的な表現として一番恐ろしい目にあっているのは実はロビーではないのかとぼくは常々思っている。あるいはそれらのオマージュ的な要素が、本作品には込められているかもしれない。
というわけで、本作品の予告編映像が公開されているので、興味のある方はぜひご覧いただきたい。
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