ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲ことパトリック・ラフカディオ・ハーン (Patrick Lafcadio Hearn)が、自らの感覚で古き日本を歩きまわって独自の感性で見聞を広めたように、遠く故郷を離れてあてどなき夢想の旅を続けるぼくが、むじなと、そしてラフカディオと一緒に、見たり聞いたり匂ったり触ったりした、ぼくと、むじなと、ラフカディオの見聞録です。

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『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。 』米国公開直前の今、各地で“赤い風船”が目撃されている!

アンディ・ムスキエティ(Andrés Muschietti)監督による『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。 』(It)の米国公開日が、ついに明日2017年9月8日に迫っている。

 

ウェブログでは何度となく本作品に関する話題に触れてきたのだが、米国公開を目前にして発表された邦題があまりにも雰囲気ぶち壊しなものだったために、大いに鑑賞意欲が削がれている昨今である。ちなみに日本公開は2017年11月3日が予定されている。

 

ところで米国などでは、本作品のプロモーションも正に佳境の佳境に及んでいるわけであり、ここ数日の間には、遂にあのアルティメットなバイラル広告が展開されている。

 

それは何かと言えば、本作品の象徴とも言える「赤い風船」バイラルである。

 

赤い風船と聞くと、日本ではついつい浅田美代子を連想しがちなため、おそらく日本公開に向けた『イット』プロモーションにおいてはあまり意味を成さない戦略かもしれない。

 

ただ、浅田美代子にペニーワイズの扮装をさせて、赤い風船を持たせて、渋谷や新宿の道端の排水口に忍ばせて、『赤い風船』を口ずさませるというバイラル広告であれば、おそらく強力なインパクトを持つであろう。しかしあんなおかしな邦題を堂々と掲げてしまうくらいなので、そんな粋なプロモーションはおそらく展開されないかもしれない。

 

さて話を戻して、現在までに展開されている赤い風船バイラルを取り上げてみたい。

 

まずは、本作品の原作者である御大スティーヴン・キング(Stephen Edwin King)自らによるバイラルメイン州バンゴーにあるキングの自宅で、赤い風船が目撃されている。詳細に関しては以下の動画をご覧いただきたい。

 

 

またオーストラリアのシドニーでは、道路の排水口や下水のマンホールに赤い風船を括り付けるというバイラルが展開されており、多くの人々に目撃されている。

 

 

 

 

 

 

 

さらに、米国ペンシルベニア州リティッツでは、誰かの“いたずら”とし道端の排水口に赤い風船が括り付けられるという小さな事件が勃発しているらしいのだが、これに対して地元警察はセンスある対応を行っているようである。詳細は以下のFacebookの投稿をご覧いただきたい。

 

 

 

とまあこのように、現在米国をはじめとする諸外国では『イット』大旋風が巻き起こっている。そして遂に、多くの国では明日から劇場公開が開始される。

 

ぼく自身は、もう5年ほどテレビというものを排除した生活を送っている。インターネットでの情報収集も最低限に留めている。つまり一方的に垂れ流される洗脳的情報ではなく、自身が本当に必要とする、あるいは欲する情報だけを深く掘り下げて、触れるようにしている。その為、この新生『イット』が日本でどれほど話題になっているのかというワイドショー的な話題は一切わからないし、あまり興味がない。

 

ぼくが観たいから、話題に取り上げる、ただそれだけのことである。

 

映画なんてものは結局、誰かの評価を参考にしてから鑑賞するものではなく、純粋な作品情報を参考にしたり、圧倒的な趣味嗜好の元、自分が観たいものを観るというのが好ましい楽しみ方だと思っている。

 

ウェブログでは映画の話題を多く取り扱ってはいるが、一般的にレビューと呼ばれるようなことは書いていないつもりである。「こんな映画があって、こんな物語らしいけど、すっごくおもしろそうだから、観てみようかなあ。」とか、「こういう映画が好きさ!」とか、「だんな、こんな映画がありますぜ、へっへっへ。」とか、そういう勝手気ままな、自己満足的なものを書いている。

 

というわけで、『イット』明日から公開になるけど、日本だとまだ観られないぜ、コンチクショウ!ということで、最後に予告編映像を取り上げてお開きとさせていただきたい。

 

 

 

 

赤い風船

赤い風船

 

 

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