ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲ことパトリック・ラフカディオ・ハーン (Patrick Lafcadio Hearn)が、自らの感覚で古き日本を歩きまわって独自の感性で見聞を広めたように、遠く故郷を離れてあてどなき夢想の旅を続けるぼくが、むじなと、そしてラフカディオと一緒に、見たり聞いたり匂ったり触ったりした、ぼくと、むじなと、ラフカディオの見聞録です。

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湖に潜む魚人間の恐怖、アダム・ギアーラスチ監督『ハウス・バイ・ザ・レイク(原題:HOUSE BY THE LAKE)』

子供の頃に奇妙な生き物を目撃した記憶が、ぼくにはある。

 

まあ幼いころの記憶なんてものは随分曖昧模糊としており、それが実際に自分の身に起きた出来事かどうかという点に関しては甚だ疑わしく、現実と想像が入り乱れているような場合もある。でも記憶には確かに残っている。

 

近所の池や雑木林などで化け物じみたものを見た記憶だけでもいくつか存在するし、特にその中でも川や池や沼という水辺で、おかしな体験をした記憶が非常に多いような気がする。水辺というのは古くから異界との繋がりが指摘されている場所である。それが大きければ大きいほど異界感は増してゆく。例えば湖や海などには様々な言い伝えが残っている場合が多いように、それはやはり圧倒的に人が住めない場所だからであろう。

 

というわけで、今回取り上げるのは湖にまつわるホラーな映画作品、アダム・ギアーラスチ(Adam Gierasch)監督による『ハウス・バイ・ザ・レイク(原題:House by the Lake)』である。

 

 

本作品はタイトルにもあるように、“湖畔の家”で巻き起こる恐怖の物語である。主人公は10歳になる自閉症の少女エマ。彼女には現実なのか空想なのかは不明だが、ある奇妙な友人がいるらしい・・・、というものである。

 

湖畔のホラーと言うと某有名スラッシャー映画に登場するホッケーマスクな男を想像するが、本作品に登場する裏の主役は、湖の中に棲んでいるものなのである。

 

さて、主人公のエマを演じているのは、現在話題沸騰中の『猿の惑星: 聖戦記』(War for the Planet of the Apes)にも出演しているアミア・ミラー(Amiah Miller)。

 

 

ツーショットのお相手は、ピーター・ジャクソン(Sir Peter Robert Jackso)監督の『ロード・オブ・ザ・リング』(The Lord of the Rings)シリーズでゴラム役を演じていることでもお馴染み、俳優でありモーションアクターのアンディー・サーキス(Andy Serkis)である、本作品には出演していないけれどね。

 

というわけで、本作品の予告編が公開されているので、興味のある方はご覧いただきたい。

 

 

 

 

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