ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲ことパトリック・ラフカディオ・ハーン (Patrick Lafcadio Hearn)が、自らの感覚で古き日本を歩きまわって独自の感性で見聞を広めたように、遠く故郷を離れてあてどなき夢想の旅を続けるぼくが、むじなと、そしてラフカディオと一緒に、見たり聞いたり匂ったり触ったりした、ぼくと、むじなと、ラフカディオの見聞録です。

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鬼畜チャタテムシ、カビ押入れ大戦争日記。

風通しはすっごくいいのに地域柄とんでもない高湿気の部屋の押し入れの手入れをずいぶん長い間怠っていたら、もう中やら中に置かれているものやらが地獄絵図さながらのとんでもないカビ地獄になっていることについさっき気が付いた。

 

さらには麦わら帽子にチャタテムシがウヨウヨ湧いていて、もう死にたくなった。

 

三箇所ある押し入れすべてが、もう押入れなんてものではなく、カビとチャタテムシ入れだと言っても過言ではない。

 

110番と119番のいったいどちらに電話して助けを求めていいのかわからず、電話するのは諦めた。

 

ひとまずチャタテムシの麦わら帽子だけ半べそかきながら応急処置をして、それから小一時間ぐらい、ちょっとした放心状態で、心が青よりも蒼く濃いブルーで、もうこの家を出ていこうとさえ考えたが、なんとか勇気を取り戻して、明日の朝からカビ帝国とチャタテゲリラどもと全面戦争をすることを固く心に誓った。

 

きょうはもう、英気を養うために眠ろう。

 

それにしても、押し入れの中が空っぽだったら、こちらに圧倒的有利な戦いなのにさ、いったい家の押し入れにはなんでこんなに物が入っているのかと思って、無駄な物を抱え込んで生きている自分自身を大いに呪った。

 

「物なんていらねえ」と和紙に書いて、それを小さな瓶に入れて、いま海に流してきたから、いずれ誰かにこの思いが届くに違いない。

 

このカビチャタテムシ事変を機に、放浪生活をはじめてもいいんじゃないのかと思った。

 

大きめのバックパックに四日分くらいの服を入れて、あとはおにぎりと傘くらい持って旅に出たら、死ぬまで二度とカビとチャタテムシに脅かされることはないんじゃないのか。

 

明日の全面戦争やだなあ、ホント嫌で気が滅入る。でも負けねえ。

 

ここで一句、

 

梅雨明けに 七色カビ喰む チャタテ狩り

 

鬼畜チャタテムシ、カビ押入れ大戦争日記。

 

 

 

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月白貉