ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲ことパトリック・ラフカディオ・ハーン (Patrick Lafcadio Hearn)が、自らの感覚で古き日本を歩きまわって独自の感性で見聞を広めたように、遠く故郷を離れてあてどなき夢想の旅を続けるぼくが、むじなと、そしてラフカディオと一緒に、見たり聞いたり匂ったり触ったりした、ぼくと、むじなと、ラフカディオの見聞録です。

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ピエロ騒動の発端のひとつになっていたピエロホラー映画『GAGS』、続編も製作中。

久しぶりにピエロの話題を取り上げてみたい。

 

現在でも特にアメリカではピエロを題材にしたホラー映画というものが多く制作されているイメージがある。

 

昨年2016年に起きた不気味なピエロ目撃騒動の発端も、実はピエロを題材にしたホラー映画のプロモーションだったとの話もあり、時期を同じくして公開が開始されていたロブ・ゾンビ(Rob Zombie)の『31』や、製作が進行中だった『イット』(It)のリメイク作品の製作サイドが、プロモーションとして不気味なピエロの扮装をしたスタッフに街を歩き回らせていたという噂も出回っていた。ただ結局は、そのような事実はないとのことだったが。

 

ちなみにピエロ騒動の発端と言われているのは、2016年8月にアメリカのサウスカロライナ州(State of South Carolina)グリーンヴィル(Greenville)のとある森に隣接するアパートメントの裏で、不気味なピエロが子供たちを森に誘い込もうとしたというケースである。

 

このウェブログにはその詳細やその後の動向などが記事として半ば埋もれつつバラバラと散らばっているので、興味のある方はページの一番下のページ内検索で「ピエロ」と入力して探してみていただきたい。

 

関連記事2017年に忍び寄るペニーワイズの影、2016年に全米を震え上がらせたピエロ騒動は終結したのか?

 

さてそのグリーンヴィルでのピエロ目撃の直後に、ウィスコンシン州(State of Wisconsin)のグリーンベイ(Green Bay)でも同様のピエロ目撃が相次ぎ、その写真がメディアでも大々的に取り上げられ、ピエロ騒動拡大の一端を担っていたと言われる。

 

そして実はこのグリーンベイのピエロは、アダム・クラウス(Adam Krause)という映画監督が制作していた『Gags』という短編作品に登場するピエロであり、彼が同作品を制作する上でのアイデアを得るために、風船を持った不気味なピエロに街を歩き回らせていたそうなのである。

 

以下がわりと有名なその目撃写真風に撮影された写真。

 

Gags

image source : https://www.facebook.com/gagstheclown/

 

そして以下がその短編作品の予告編である。

 

 

ぼく自身はピエロ騒動の早い段階でこの作品を知っていて、この写真がフィクションだということも知っていたが、例えば現地でそれを知らずにこんなものを目撃したり出会ったりしたらたぶん堪ったものではないだろう・・・。

 

Gags

image source : Gags

 

ちなみに現在、同監督はこの『Gags』 の長編作品の製作を進めているらしく、その長編版のティザー映像がすでに公開されているので、もし興味のある方はご覧いただきたい。なかなか雰囲気があって個人的にはよく出来ていると感じる。またコチラのサイトで同作品の製作資金の援助を募っていたり、グッズの販売なんかもしているので、ティザーが気に入ったら資金援助をするのもいいかもね。

 

 

 

 

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月白貉