ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲ことパトリック・ラフカディオ・ハーン (Patrick Lafcadio Hearn)が、自らの感覚で古き日本を歩きまわって独自の感性で見聞を広めたように、遠く故郷を離れてあてどなき夢想の旅を続けるぼくが、むじなと、そしてラフカディオと一緒に、見たり聞いたり匂ったり触ったりした、ぼくと、むじなと、ラフカディオの見聞録です。

follow us in feedly

カニバルでディストピアなラブストーリー、アナ・リリー・アミールポアー監督の『THE BAD BATCH』。

ジェイソン・モモア(Jason Momoa)、スキ・ウォーターハウス(Alice Suki Waterhouse)、ジム・キャリー(Jim Carrey)、ジョヴァンニ・リビシ(Giovanni Ribisi)、そしてキアヌ・リーヴス(Keanu Charles Reeves)などが出演している『The Bad Batch』という映画が気になっているので、取り上げてみたい。

 

The Bad Batch

image source : THE BAD BATCH [Official Teaser] – Summer 2017://NEON

 

ちなみに本作品は、『ザ・ヴァンパイア 残酷な牙を持つ少女』(A Girl Walks Home Alone at Night)で長編デビューを果たしたイラン系アメリカ人のアナ・リリー・アミールポアー(Ana Lily Amirpour)が監督を務めている。

 

ザ・ヴァンパイア~残酷な牙を持つ少女~ [DVD]

ザ・ヴァンパイア~残酷な牙を持つ少女~ [DVD]

 

 

ジェイソン・モモアといえば『ゲーム・オブ・スローンズ』(Game of Thrones)のお日様お星様なカール・ドロゴ役を思い出す。なかなかインパクトのある役でよかったのだが、けっこう前半で死んでしまった・・・、『ゲーム・オブ・スローンズ』はすごくおもしろいのだけれど、主要な登場人物が次々に死に過ぎる。

 

さて本作品の内容だが、テキサス州の荒れ地を舞台にした“ディストピア”なラヴ・ストーリーだそうである。どうやら人食いの習慣があるコミュニティが描かれているしく、カルトなどの要素も色濃く組み込まれているらしい。

 

その予告編が公開されたので観てみたのだが、趣としてはジョージ・ミラーの『マッドマックス』(Mad Max)的な世界観を感じる。

 

ちなみにイタリアのヴェネツィア国際映画祭、カナダのトロント国際映画祭、そしてアメリカのファンタスティック映画祭で上映されており、なかなかの賛否両論ぶりだったという話である。

 

というわけで、公開された本作品の予告編、興味のある方はぜひご覧いただきたい。新世代のタランティーノだとも評されているらしく、ぼく個人的には非常に気になっている監督である。

 

 

 

 

映画これが解剖学的に正しい『スパイダーマン』、だって蜘蛛だもの。

映画ゾンビがストリップ劇場で大暴れ、セヴェ・シェレンツ監督の“ストリップ・オブ・ザ・デッド”な『PEELERS』。

映画クリストファー・ロイド出演の超常現象ホラー『THE SOUND』、幽霊目撃の秘密は“音”にあるらしいよ。

映画ラース・フォン・トリアーの最新作『THE HOUSE THAT JACK BUILT』が、いろいろと気になる話。

映画ウサギの仮面をかぶった男を知ってる?ノスタルジックな都市伝説ホラー『THE MAN IN THE RABBIT MASK』。

映画”それは夜にやって来る”、やけに玄関が怖いトレイ・エドワード・シュルツ監督の『IT COMES AT NIGHT』。

映画ジョン・R・レオネッティ監督の“願い事”倍返しホラー『WISH UPON』、願い事のご利用は計画的に。

映画ジョン・ウィリアムズ、お誕生日おめでとう。

映画世界にたった二人だけになってしまった未来を描くSF映画『BOKEH』、その時あなたは何を見つめるべきなのか。

 

 

月白貉