ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲ことパトリック・ラフカディオ・ハーン (Patrick Lafcadio Hearn)が、自らの感覚で古き日本を歩きまわって独自の感性で見聞を広めたように、遠く故郷を離れてあてどなき夢想の旅を続けるぼくが、むじなと、そしてラフカディオと一緒に、見たり聞いたり匂ったり触ったりした、ぼくと、むじなと、ラフカディオの見聞録です。

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映画みたいな口づけを、唇に映画の世界を表現したリップアートに魅了される。

ぼくは男子なので、いやもう“子”はつかない年齢だが、あくまでも永遠の男子でありたいとは思っている、まあ話を戻して、男子なので日常的にメイクをしたりはしない。

 

ただ男性でも、真冬の乾燥した時期にはリップクリームをつける人は多いと思うが、ぼく自身はそういった唇のケアなども怠りがちなので、今のような冬の時期には唇がカピカピに乾燥してしまい、その状態で笑ったりした日には唇がザックリと裂けてホラー映画ばりの血を流すということは頻繁にある。

 

そんな風だから、もちろん口紅なんてものをつけた経験も、今までの人生の中で二度ほどくらいじゃないのかと記憶しているし、その二度というのも、あくまでメイクではなく仮装や遊びの類である。

 

一方で、例えば周囲の女性が素敵な色の口紅をつけていたりするとドキッとして魅了されることもあるが、残念ながら昨今ではあまりそういった華やかな状況に身をおいていないので・・・、云々。

 

そんなわけではあるが、今回は、ふと見かけた素敵なリップアートの話題を取り上げてみたい。

 

オーストラリアのニューサウスウェールズ州シドニーを拠点に活動するジャズミナ・ダニエル(Jazmina Daniel)さん、彼女のリップアートが多くの注目を集めているようである。

 

彼女は自らの唇を舞台にした魅惑のリップアートをインスタグラムなどのソーシャルメディア上で披露しているのだが、その中でもぼく個人としてはやはり、映画に関係した作品にとても惹き寄せられた。

 

まあ見ていただくのが早いと思うので、そのいくつかをご紹介したいと思う。

 

オードリー・ヘプバーンの代表作『ティファニーで朝食を』(Breakfast at Tiffany's)、こんな感じにとても繊細な映画アートを、自身の唇に描いているのである、ほんと美しい。

 

 

ティム・バートンの『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』(The Nightmare Before Christmas)。

 

 

同じくティム・バートンの『シザーハンズ』(Edward Scissorhands)、ネイルにまでシザーを付けている!

 

 

ジェームズ・キャメロンの『タイタニック』(Titanic) 、こちらもリップだけにとどまらず、氷河のネイルアートがイカしている。

 

 

個人的にはこれがすごく好き、スティーヴン・スピルバーグの『ジョーズ』(Jaws)、血の滴りがすごい。ちなみに冬場のぼくの唇は、血の部分だけでいえばこの状態である。

 

 

他にもいっぱいあるんだよ。

 

 

まあこんな風にして、彼女は日々リップアートの作品を展開しているわけである。ぼくがこれを見ていて思ったのは、例えばもし、奥さんや恋人がこんな風に、ぼくの大好きな映画に彩られた唇にメイキャップして、さらにはその唇でキスをしてくれたら、なんだか幸せだろうなあということ。

 

もしこの文章を読んで「はっ!」と思った映画女子は、パートナーにぜひ試してみて頂きたい。

 

というわけで、彼女のリップアートに興味を持った方は、コチラで存分に作品を堪能してみてはいかがだろうか。あっ、そうそう彼女はYouTubeにメイクの方法を紹介する動画も公開しているので、以下にご紹介しておくから、やってみたい方はぜひご覧いただきたい。

 

 

 

 

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月白貉