南米エペクエン廃墟の恐怖、ルチアーノ・オネッティ最新作『Los Olvidados / What the Waters Left Behind』。
アルゼンチンのジャーロ大好き映画監督、『Sonno Profondo』や『フランチェスカ』(Francesca)で知られるルチアーノ・オネッティ(Luciano Onetti)とニコラス・オネッティ(Nicolás Onetti)が新たに製作中のホラー映画『Los Olvidados / What the Waters Left Behind』(ホワット・ザ・ウォーターズ・レフト・ビハインド) 。
image source : https://www.facebook.com/Los-Olvidados-What-the-Waters-Left-Behind
物語の舞台は、ヴィラ・ラーゴ・エペキュエン(Villa Lago Epecuén)、あるいはエペクエンというアルゼンチンにある廃墟と化したゴーストタウンのようである。
この場所はアルゼンチンのエペクエン湖(Epecuén)沿岸にある町で、かつては美しい湖と青空が広がるアルゼンチンで最も重要な観光地の一つであり、かつ人気のスポットだったらしい。しかし1985年11月10日にこの地を襲った大洪水により町の保護堤防が決壊し水に飲み込まれ、約10メートルの塩水に沈んでしまった。現在では一部を除いて水が引き、再びその姿を現しているそうであるが、約四半世紀以上に渡って放置されている町は、もはや廃墟と化しているという。
本作品のプロットしては、再び姿を現したこの町にドキュメンタリーの撮影のために訪れた若者たちを中心に展開される物語のようである。警告を無視して町に足を踏み入れた彼らは町の中で孤立してしまう。そしてこの場所が無人ではなく、自分たち以外にも何かがいることに気付きはじめる・・・。
水に沈んで再び姿を現した廃墟に何かがいる・・・、という時点で、もう完全にワクワクする。
作品の全貌はまだまだ謎であるが、その最新のスチールが公開されているので、ぜひご覧いただきたい。完全に何かいるらしい・・・、おもしろそうだなあ。
image source : http://www.comingsoon.net/
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