ぼくと、むじなと、ラフカディオ。

かつて小泉八雲ことパトリック・ラフカディオ・ハーン (Patrick Lafcadio Hearn)が、自らの感覚で古き日本を歩きまわって独自の感性で見聞を広めたように、遠く故郷を離れてあてどなき夢想の旅を続けるぼくが、むじなと、そしてラフカディオと一緒に、見たり聞いたり匂ったり触ったりした、ぼくと、むじなと、ラフカディオの見聞録です。

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夜の夢の変化の話と、韓国のゾンビ映画『釜山行き』リメイクの話。

ここ数ヶ月、インターネット上の某メディアに映画カルチャー系の記事を寄稿させてもらっている。

 

その記事を書くために日々様々な映画情報に目を向けるようになったので、それに引っ張られて、自身のウェブログに書く記事も、ほとんどがその情報収集の際に個人的に気になった映画情報のことになってしまっている。まあウェブログの方は記事と呼べるようなものではなく、ずいぶんとラフな備忘録的趣のものがほとんどだが・・・。

 

別枠で大いに映画のことを書いているので、ウェブログの方はまったく別に、小説とか民俗学に特化した方向で行こうと当初は考えていたが、頭の切り替えが思ったよりも困難である。

 

そして、ここしばらく小説的なものを書かなくなって、ちょっと不思議なことに気が付いた。

 

睡眠中に夢を見る量が圧倒的に増えたのである。

 

毎日毎日物語を創作していた期間は、ほとんど夢を見なくなっていた、あるいはほとんど覚えていないような状態だった。けれど、あまり創作的ではない文章を多く書くようになったここ数ヶ月、睡眠中の夢が溢れ出てくるので、ちょっと恐怖を覚える。

 

その夢の中に例の“サル”が出てきているかどうかは、今のところまだよく覚えていないが、以前よりも夢と現実が一部溶け合っているような感覚の夢が実に多い。半分起きていて、夢の方向性を操作できているような場合もあるように感じる。

 

関連記事あなたの夢の中にも隠れている、本当は怪しいサルに似た男の話。

 

きょうの明け方に見た夢は、近所の公園が舞台だった。見知った道端に100円玉が山ほど落ちているのである。「あっ!」と思って興奮して拾い出すと、すぐ目の前の老紳士のポケットから、その100円玉がジャラジャラとこぼれ落ちていることに気が付き、拾っていたことを恥じて、その老紳士に謝るのだが、「いやいや、わざと落としているのだから、どうぞ拾ってください。」と言われる。

 

こりゃあラッキーだと思って、数千円分くらいの100円玉をポケットに詰め込んだところで目が覚める。

 

ベッドの上である。

 

寝間着のパンツのポケットの中に、完全に100円玉が詰まっている感覚がある。

 

目は覚めているようだがまだ目を開けてはいない。目を閉じたまま「えっ!」と思う。ポケットに手を突っ込むと100円玉が入っている。手に大量の100円玉が触れているのである。まだ夢の中にいるのかと思うのだが、どう考えても夢から覚めている感覚がある。

 

そしてまさかと思って、ポケットの中で100円玉を握りしめたまま、バッと目を開けると、ポケットには手を突っ込んでいるが、100円玉は消えていた。

 

そして、それが、その瞬間が、なんだかとてつもなく恐ろしかった。

 

というわけで、最後に今日の映画情報を付け加えよう。

 

2016年の夏に韓国で公開され話題となった、ヨン・サンホ監督のゾンビ映画『釜山行き』(Train to Busan、부산행)が、アメリカでリメイクされるそうである。

 

『釜山行き』(Train to Busan、부산행)

 

おいおいアメリカよ、他国の話題作をすぐにリメイクしすぎじゃないのかと・・・。ぼくはアメリカ映画がずっと好きだったが、昨今はリメイクとかリブートとかばかりじゃないか。アメリカにだってゾンビ映画の偉大な始祖がいるじゃないか。いくらデキがよかったからと言って、何も他国のゾンビ映画までリメイクすることはないと思うけれどなあ。

 

ちなみに『釜山行き』は2017年公開の続編も予定されているらしいけれど。

 

というわけで、『釜山行き』の予告編を観てみたのだが、確かにおもしろそう。気になる方はご覧いただきたい。

 

 

 

 

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月白貉